見出し画像

第47回おうちでレガシー カバレージ Round2  M.TANAKA(ヴァラクート) VS Jamozzy(Happy Birthday)

大きなイベントでは花火を上げ、記念日には彼女にきれいなアクセサリーをプレゼント。給料が入った日は奮発して焼肉を食べに行く…。ハレの日にはいいものを。これは万国共通の認識ではないだろうか。

今宵、このおうちでレガシーに参加した「Jamozzy」も、そんなハレの日を迎えたと主張している。曰く、「最近僕は誕生日を迎えた。これを祝うべく、今日は最高にいいデッキを用意した」とのこと。いやな予感がひしひしと伝わってくるが大丈夫なのか。

対する「M.TANAKA」はこの不穏なデッキを「ヴァラクート」で迎え撃つ。《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》を用いたコンボだが、《イリーシア木立のドライアド》を軸としているため、無理なく《意志の力》などの対応手段を採用できている。

果たして、Jamozzyは無事自身のアニバーサリーを祝うことはできるのか。そしてこの祝祭に勝手に巻き込まれたM.TANAKAの運命やいかに。

■Game 1

ゲーム開始。Jamozzyは《水連の花びら》から《ほくちの壁》を展開し即時着火。2マナをマナプールに放り込むと《発熱の儀式》をプレイ。何かを察したM.TANAKAはここに《意志の力》をプレイして食い止める。

Jamozzyはさらに《ライオンの瞳のダイアモンド》を展開し、《猿人の指導霊》を追放してマナを確保。そのまま《ライオンの瞳のダイアモンド》を起動して墓地に落ちた《永劫のこだま》をプレイ。手札を補充し直す。

その後、引いてきた《Taiga》をセット、浮きマナと併せて2マナを《捨て身の儀式》《発熱の儀式》で4マナにし、《ゴブリンの放火砲》をプレイ。自身の誕生日を祝うべく、どでかい花火を打ち上げる準備に入る。

が、これに対しM.TANAKAは冷静に再度《意志の力》で打ち消し。

お祝い砲を召し上げられたJamozzyは指をくわえて盤面を眺めるしかない。結局その後はM.TANAKAが《イリーシア木立のドライアド》《厚かましい借り手》を並べて殴り試合終了。1ゲーム目はM.TANAKAが制していくこととなった。

■Game 2

何とかして《ゴブリンの放火砲》で自身の誕生日を祝いたいJamozzy。だが、続く2ゲーム目も災難が降り注ぐ。

まずM.TANAKAが取り出したのは《翻弄する魔道士》。指定は当然《ゴブリンの放火砲》。早速勝ち手段の一つを封印されていくJamozzy。

それならばストームを稼いで《苦悶の触手》ならどうだ!と意気込むが、これに対し、次にM.TANAKAが取り出したのは《船殻破り》。これで貴重なリソースリカバリー手段である《永劫のこだま》も封印されてしまう。

自分の誕生日を祝うべく参加したのに、半魚人とピキュラに足蹴にされ続けるJamozzy。数ターン後、そこには誰にも誕生日を祝ってもらえなかった男が転がっていた。合掌。


…真面目な話をすると、今回彼が持ち込んだ「ベルチャー」は、1ターン目に《ゴブリンの放火砲》を設置して起動、致死量以上のダメージを与え勝利するデッキである。

その1点のみに特化したデッキであるため、初動を《意志の力》などでさばかれると後が続かないという欠点を持ち合わせているのだが、仮に相手が《意志の力》などの対抗手段を採用していない場合、いとも簡単に勝つことができるともいえる。

こういうピーキーなデッキが成立するというのも、レガシーの魅力ではないだろうか。

M.TANAKA2ーJamozzy0

■デッキリスト

■対戦動画

よかったらサポートして頂けると幸いです。MTGアリーナの活動などに充てたいと思います。