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第49回おうちでレガシー カバレージ Round3 はむすたぁー(4Cブー) VS Masuda(スニーク・ショー)


「URデルバーに勝てるかどうか。」これは言うまでもなく、現代レガシーでまず考えるべき内容である。

もう少し書き下すと、「序盤の軽量クロックを軽いアクションで処理出来て、《表現の反復》のアドバンテージに追いつきつつ、後半に出てくる《濁浪の執政》を処理可能なデッキかどうか。」ということを考える必要がある。

これをすべて満たすデッキはほぼないのだが、一応答えとなりえるデッキが存在する。「はむすたぁー」が持ち込んだ「4Cブー」がそれにあたるだろう。

《剣を鍬に》《虹色の終焉》といった万能軽量除去に、《至高の評決》という対処不能な全体除去を採用。更に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》という圧倒的なアドバンテージとライフ回収装置も搭載されている。

それに加えて着地したが最後、圧倒的速度で相手のライフを削り取る《時を超えた英雄、ミンスクとブー》も採用されている。まさにすべてに対応可能なパーフェクトデッキである。

だが、なんにでも対応できるということは、器用貧乏ともいえる。そして、そこに生まれる相手の隙を逃さないコンボデッキも存在する。「Masuda」の持ち込んだ「スニーク・ショー」がそれだ。

《実物提示教育》《騙し討ち》というコスト踏み倒し呪文を利用し、《グリセルブランド》《引き裂かれし永劫、エムラクール》という無理難題を叩きつけて勝利。相手の打ち消しに対しては《目くらまし》《意志の力》で対処するという徹底ぶりだ。

互いに全勝ライン。どちらが勝ってもおかしくない状態だ。パーフェクトデッキと一撃必殺デッキ。今宵の全勝はどちらになるのか。

■Game 1

Masudaは《定業》《思案》で手札を整えつつ、コンボの体制を整えていく。対するはむすたぁーは土地を並べつつ、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》でさらに土地を加速していく。

互いに順調な滑り出しに見えたが、Masudaの様子がおかしい。《水連の花びら》を展開するが、そこで動きがストップ。はむすたぁーに《不毛の大地》を喰らい、全く動きが取れなくなってしまう。

対するはむすたぁーはこれをチャンスとし、一気に動く。4マナで《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を墓地から脱出コストで展開すると、Masudaを攻め立てる。

更にはむすたぁーは《死者の原野》を設置。土地を《自然の怒りのタイタン、ウーロ》でセットしつつ、盤面にゾンビをばらまく。Masudaは流石に相手のクロックの処理ができず、投了を選択した。

はむすたぁー1ーMasuda0

■Game 2

2ゲーム目、《Volcanic Island》から《渦まく知識》を唱えるMasudaに対し、はむすたぁーは《花の絨毯》を設置。相手の土地を利用し、一気にマナ加速する算段である。

が、ここでMasudaが一気に動く。《裏切り者の都》を設置し3マナ確保して《実物提示教育》。はむすたぁーの《否定の力》を《意志の力》でさばくと、盤面に《グリセルブランド》を叩きつける。

はむすたぁーはこれに対して《エーテル宣誓会の法学者》し、ギリギリで相手の二の矢を防ぐが、回ってきた自分のターンでドローした手札の中に回答は見当たらず、盤面を畳むこととなった。

はむすたぁー1ーMasuda1

■Game 3

3ゲーム目、はむすたぁーは《カラカス》をセットし、相手の《グリセルブランド》《引き裂かれし永劫、エムラクール》ににらみを利かせていく。

相手の行動に対し、Masudaはひとまず《定業》《思案》で手札を整えていく。

が、ここではむすたぁーがMasudaに対するキラーカードを場へ送り込む。

はむすたぁーのキラーカード。それは先ほどもちらっと現れた《エーテル宣誓会の法学者》である。呪文を同一ターンにいくつも唱える前提の「スニーク・ショー」にとって、これ以上のキラーカードは存在しないだろう。

だが、はむすたぁーはここで土地が止まってしまう。これをいいことに、Masudaは《騙し討ち》を展開。だが、これに対してはむすたぁーは《意志の力》で対処。

更にMasudaは《実物提示教育》も唱えるが、これも《否定の力》で対処される。相手の土地を止めるために展開した《月の大魔術師》も《剣を鍬に》で農場へと送られる。

激しい呪文の攻防が続くが、その間も常に《エーテル宣誓会の法学者》が殴り続ける。そしてついに転機が。はむすたぁーは《花の絨毯》を設置。息苦しい状態から一気にマナを流し込む。

その後ははむすたぁーが《覆いを割く者、ナーセット》と展開していくが、これはMasudaが抱えていた《意志の力》で処理。だが、この時点でMasudaのライフは既に4点。この機を逃さずはむすたぁーは《エーテル宣誓会の法学者》で攻撃を続ける。

ラストターン。Masudaは《思案》を唱える。だが、めくれた3枚の中にも、そして自分の手札の中にも、相手の2マナ2/2を処理できるカードは存在しなかった。

はむすたぁー2ーMasuda1

■デッキリスト

■対戦動画

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