【詩】いっしょに歩こう
夜も濃くなる街 寂しさだけの遠吠え
雨もやんだばかり もう傘をたたんで
通りすぎていく車 照らしていくネオン
いっしょに歩こう たった二人だけで
雲の透き間の星 かすかに影を映し
夢のようなランデブー 公園のベンチは濡れ
何もかも忘れ すべてはひとつ
いっしょに歩こう たった二人だけで
時の間に水は落ち 気がつくと空に月
水たまりに目を落とし まぶしさに目を閉じる
もうすぐ夜は明ける 小鳥たちはうたう
いっしょに歩こう たった二人だけで
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