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【詩】ライク・ア・ローリング・ストーン

意識と無意識との間に
一種怯えの固まりがあって
コロコロ、コロコロ
転がってくるんだ。

それが疲れを運んでくる。
それがイライラを連れてくる。
それが夢を拒んでいる。
それで一歩が進めない。

その部分に熱を加えて
溶かしてみたら
そういうものすべてから
逃れられそうな気がする。

だけどなかなか
その熱が得られない。
いや、そうではない、
得られても長続きしないんだ。

だから中途半端に溶けては
また一種怯えが固まって、
コロコロ、コロコロ
転がってくるんだ。

生まれてこの方
ずっとその繰り返しだ。
いつも、コロコロ
転がっているんだ。

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