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一人暮らし記 5/18-19

朝起きると顔がごわごわしている。顔を洗わずに寝てしまったからだ。昨晩、金曜日だ〜とうきうきしてセブンで食べたいものを色々と買って帰り、うきうきしたまま二郎系ラーメンを食べたら深夜にひどい腹痛に襲われ大変なことになった。(汚い話でごめん)こういう冷や汗レベルの腹痛がやってくるときはそれに誘発されて吐き気も催し悲しいことになる。ヨロヨロとトイレから出るとすみちゃんが驚いて尻尾をモワッとさせており、か、かわいい………と思いながらそのままベッドに倒れこんで寝た。起きたら身体が重い感じがするけど一応元気。
いつものように洗濯、掃除をする。わたしは洗濯に液体洗剤、柔軟剤、ワイドハイターを使うんだけど、ワイドハイターだと思ってずっと使っていたものが液体洗剤だったことに気がついてしまった。つまり液体洗剤を2倍入れてたってわけ。え、アホすぎん?うまく文章で伝えられるかわかんないんだけど、まず、引っ越し当初にワイドハイターの容器だけを百均で買った詰め替え容器に変えたんですね。収納棚の高さに合わなくて。その詰め替えをしたときね、液体洗剤(アタックだったかな?)とワイドハイターのパッケージがあまりに似ていたため間違えていたみたい。緑っぽいパッケージで、同じ場所に女の人の顔が書いてあるんだよ。ずるくないですか?気づいてよかった。なんかワイドハイターにしてはとろみがあると思ってたんだ。
という自分の注意欠陥力を久しぶりに突きつけられた。(しかもこのあとすぐもう一個あります)。今日の一大ミッションは、ペットシッターさんとの電話。6月に2泊3日の旅行をすることになったので初めてペットシッターを申しこみ、電話で初回カウンセリングの日にちなどを決めた。シッターさんがいい人そうで安心。最後に必要なものとして「合鍵、印鑑」と言われ、わかりました!と電話を切った。そしてすぐにひやりとした予感のようなものが胸に迫る。わたしは合鍵をどこにしまったんだっけ…。(ちなみに怖くてまだ少ししか探していない)なんでこんな狭い部屋でものを所在不明にできるのか。
こういうことは子どもの頃からなので、良くも悪くも(良くも、の要素あるか?)動じなくなった。とりあえずペットシッターを無事にお願いできそうなのでよしとしようじゃないか。暇なのでお風呂に入って、あとはだらだらと過ごした。気温が高くなってきたからお風呂に入るとしばらく暑い。武塙麻衣子さんと岸波龍さんの往復書簡がもうすぐ届くので武塙さんの日記本(白ねこ黒ねこ)を読み返した。この本にのっているエンゾと山椒(武塙さんの飼い猫)を動物病院に連れていくところが大好きで何回も読んでしまう。エンゾの大脱走。

日曜日。昨日はできなかった外出をするべく身支度をする。この間通販で買ったパンツが買った当初より少し楽に履けたかもしれない。しかし鏡に映るシルエットがずんぐりしていて顔も身体も醜く、ナーバスな気持ちで家を出る。休日にいつもよりおしゃれをしたときほどこうなる。いつまでやるんだ、この流れ。外は曇っていて蒸し暑い。百貨店に行き、友だちの誕生日プレゼントを購入。百貨店の化粧品売り場でタッチアップをしてもらう人たち、いつどうやってその術を身につけたのか気になる。親とかに教えてもらうの?わたしは未だにあの売り場がちょっと怖い。
近くのパン屋さんでパンとお菓子を買い、歩いて美術館へ。職場の人が携わったという展示を見に行ってみることにした。思ったより大きな展示で賑わっている。職場の人が携わったのは多分これか?とあたりをつけたりして展示を眺めた。その人にはたまにお菓子をもらったりするので、差し入れにパンとお菓子を買ってみたものの在廊はしていないようだった。明日職場で渡せばいいか。
自転車で帰宅するとじっとりと嫌な汗をかいていて、大して外にいなかったのになんだか疲れた。氷を入れた水を飲む。すみちゃんと遊んだり、ごろごろしたり、さすがに暇だなあと思いながら夜まで過ごした。いつまでも身体に嫌な熱が籠もっている感じがして怠い。今から夏がおそろしい。
ネットで読んだ漫画にたこ焼きが出てきたので食べたくなり、セブンの冷凍たこ焼きをチンしてみたら予想以上のクオリティで驚く。まず形がちゃんとまんまるで、一つ一つが大きい。わたしは冷凍たこ焼きが大好きだが、業務スーパーに売っているような60個入りのお徳用みたいなものしか知らないので「冷凍たこ焼きなのにこんなの…いいの…?」と謎の狼狽をする。おいしかった。そのあとは冷蔵庫の中身をどうにかするべくキッチンに立ち、何品か作った。スペアリブと夏野菜の煮込み、なすの辛子あえ、ブナピーのナムルなど。キッチンの棚を開け閉めしてお皿や調味料などを出していたら突然すみちゃんが大きな声で鳴いたので、見てみると棚に手が挟まっていた。ごめん!!とすぐに救出して抱っこする。閉まりかけの棚に手を突っ込んだ感じだったようで怪我はなし。ひやりとした。
家事も終えてすることがなくなったので、日記を書いた。なぜかいつもより饒舌な日記になってしまった気がする。電気を消して毛布にくるまると、身体のすぐ隣りにある窓からパタパタと雨の音がした。

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