今日の夢(2024.3.8)

「//」から始まる行は夢の中ではなく起きてから思った事を書いています。


ぷくぷくの可愛らしい赤ちゃんを抱いていた。

どうやら私が少し年の離れた兄で、赤ちゃんが弟らしい。
基本的に赤ちゃんをずっと私が抱いて面倒を見ている。

ある日、家に大量の荷物が届いた。

「アジアでアイドルをやっている若い女性が
日本で生活する短期の間だけ
母国のご飯を食べられるように事前に送って来る」
という話を母親から聞かされた。

「珍しい人がいるんだな」と思った。
 //「なんでうちに?」がたぶん正解の反応だろ

ご飯と言っても、見た目は完全にお土産屋さんだ。
天井まで積まれた四角い箱が一部屋を丸々占拠していた。

そこからはコミカルな出来事がいろいろ起こっていた。
トイ・ストーリーとか、トムとジェリーみたいな空気感。

気が付けば赤ちゃんは階段の手すりをお尻で滑り、
くるくる回転しながら着地するようなスーパー赤ちゃんになっていた。
//このパートもそこそこ体感時間は長かったが記憶曖昧なのでさっと流す。

アジアのアイドルが帰国するらしく、
まだ大量に余っている四角い箱を回収しに来た。
それらは何故か二階の部屋に搬入していたせいで、
搬出も一苦労らしい。

体を洗ってあげようとお風呂場に連れてきていた赤ちゃんを
一旦浴槽の横で遊ばせておいて手伝うことに。

無事搬出が終わり、
(どうやって積んだのかわからないほどの)小さい車で
アジアのアイドルは去っていった。

「おまたせ~」
と言いながらお風呂場に戻ると
カサブタみたいな色をしたものが浴槽に浮いていた。

赤ちゃんだった。

顔が見えなかったので恐らくそれが背中なのだろうが、
赤ちゃんだと認識するのも少し時間がかかるほどの変色。
どう考えても「死んでしまったんだ」と分かった。

ニュースなんかで聞いたことがあるような、
気を付けていれば防げたはずの事故が起きてしまった。

さっきまで駆け回ったり飛び跳ねたりしていた赤ちゃんを
無敵モードだと思っていた自分がいたことにようやく気が付いた。

指で摘まむと食器を洗う時のスポンジのように
全身から満遍なく液体が漏れ出した。
//サイズが何故かめちゃくちゃ小さくなっていて
//枝豆を食べる時みたいなワンカットになっているのが
//若干面白いという点で起きた後の気持ち悪さを乗り切った

//この夢における最悪のシーン
私は完全に生気の無い赤ちゃんを浴槽にもう一度浮かせると
「お母さん!お父さん!赤ちゃんが!!!」
と大声をあげて両親のもとに駆け寄った。
三人でお風呂場まで駆けてきて、父親が赤ちゃんを抱きかかえる。
さっきは何の表情も無かった赤ちゃんが苦しそうな顔をしていて、
ギョッとしながら父親の顔を見ると、父親も同じ顔をしていた。
母親も。
三人が貼り付けられた絵文字のように全く同じ顔をして泣いていた。

「目を離してしまった」
「さっきまで元気だったのに」
「でもお母さんだって悪いんだよ」
「僕が殺してしまった」
次のセリフを考えている僕は、涙の一つも流していなかった。

//ここで高鳴る心臓と共に起床。
//最悪だと自己嫌悪しながらも失われた命が無くて良かったと安堵した。

おわり


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