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トルクメニンの装身具、アクセサリー・赤い石と銀の魅力

世の女性たちは今も昔も美しいものに身を包むことに魅了され、男性はそんな女性たちに魅了されてきました。

トルクメニスタンの女性が身に着ける装身具は銀をベースに金でメッキ加工したり、様々な宝石や天然石をあしらって作られます。これらはアクセサリーであると同時に、人々の身を守るお守り、そして経済的に余裕のある時に投資した財産でもありました。いまでは結婚式の花嫁装束などに使われており、テケ族の結婚装束は衣類と併せて10キロ以上に及ぶこともあるらしいです。実際に、重すぎて途中で気分の悪くなる花嫁を何度も目にしました。

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トルクメンの装身具について日本語で読めるものは一つしかありません。ポーラ文化研究所が出版している「シルクロードの赤い宝石」のみです。ポーラ文化研究所は装身具を以前収集されていて、多くの装身具を所蔵していらっしゃいます。また展示やってくれないかなぁ。こちらの本ではたくさんの写真とともにそれぞれの装身具の解説がなされていて、私も知らないことばかりでしたので大変興味深かったです。巻末にはトルクメンの絨毯のことも紹介されており、トルクメンの文化を知るため日本語で書かれた数少ない出版物です。

トルクメンの装身具の伝統は、現在のアクセサリーにも踏襲されています。普段使いのものや結婚式などのちょっとしたおしゃれ用に今でも女性たちは伝統的なスタイルのアクセサリーを使っています。基本は銀に赤い石(カーネリア)や天然石があしらわれたものです。アシガバットではヌサイホテルの地下のお店が割と使いやすいサイズのアクセサリーが多かった気がします。

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こちらはズメレット(zümerret)という宝石専門店(パドヴォイスキー通り)。ここではオーダーメイドも受けてくれます(ある程度自分で完成形のデザインを固めておく必要あり)。トルコのアクセサリーも多く扱っています。

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こちらはうちの妻所有のもの。全体的に大きいものが多いので、日本人の趣味には合いにくいようです。うちの妻は割と大きいピアスを好んでつける方ですが、それにしても大きすぎるのもあります。

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日本では使いにくいものもあるとはいえ、もっと買いあさっておけばよかったと思う今日この頃です。