DAY①「もはや番組のためより、恋人のため」 仕事はテレビディレクター。そこそこ優秀…だと自分で信じてやってる。ゴールデン帯と言われる時間に放送されてる番組をレギュラーに、いくつかの番組の演出を請け負っている。番組を作る時は徹底的なリサーチが信条で（当たり前かもしれないけど）勉強も好きだから各分野の論文に手を出して、放送には必要ないレベルまでのめり込みがち。 そんな僕が「占い」を番組で扱うことになった。占いなんて、今までの人生で「へえ…」くらいで、否定したいわけではないが
