夜桜非行 感想

るぅとくんの新曲、夜桜非行について、考察、感想を書いていきます!!(*´`)♡

Twitterに書こうとしたら3000字を超えてしまい、流石にツイート出来なかったので…w

曲はこちらです!とっても素敵でお洒落な曲なので是非聴いてみてください!!

【夜桜非行】作詞,作曲,歌/るぅと
https://youtu.be/0KrOtHdX6bQ 

それでは感想を書いていきます!!

お洒落で、切なくて、とても綺麗な曲でした…
るぅとくんは本当に切ない曲を作るのが、歌うのがお上手だな…って思わされました。心にすっと入ってきて感情移入してしまうんです。るぅとくんの沈んだような切ない歌い方が大好きです!!
お洒落なだけじゃなくてこの曲、とても中毒性があって、ふとした瞬間にずっと頭の中で流れています…ファーストインプレッションから聴き込んだあとまでずっと好きが溢れています…本当に素敵な曲…!!

るぅとくんの曲は、殆ど自身の経験を元に作っていらっしゃると思うのですが、今回の曲はそうではなく、頭の中で描いた想像のストーリーだそうで…るぅとくんの中にこんな世界観が繰り広げられていると思うと、とても素敵だなって…。
るぅとくんの頭にこんな夜の街のイメージが広がっていると思うと少し意外でもありました…新しい彼を見ることができて新鮮です…!!

この曲は、夜の街の女性の切ない恋模様を、猫に例えた歌なのかな、と思いました。表現が上手すぎて感心してしまいます…どうしたらこんなに素敵な歌詞が書けるんですか!!!この曲の儚さが桜の儚さにピッタリで、素敵です…


好きなポイント、考察したいところが沢山あるので、順に歌詞に反って書いていきます!!

まず前奏。
お洒落さ抜群!!お洒落なメロディーに入る心拍音が、ワクワクするような、でも切ないような、胸の高鳴りが伝わってきます…
そこから少し盛りあがって、楽しい雰囲気になっていきますね、主人公と「彼」(彼女、かもしれませんが男の人と仮定しますね)が出会ったことを予感させます。

【昼を食んでは 夜が落ちて                              いつもの後ろ姿探す】
曲のお洒落な雰囲気に引き立つ、寂しそうな沈んだ声がすごく印象的です。会えない時間の寂しさがすごく伝わってきます…

【今日生きるだけの 糧なんかいらない
ネオンと喧騒 繕った幻想】 
ディストーション(トランシーバーのような加工)がとても好き…主人公の心の声のような感じ…苦しさが伝わってくる…

この歌詞の意味は、夜の店で得る生きる為の収入よりも、貴方の気持ちが知りたい、というような意味なのでしょうか、、、

「喧騒」「幻想」の韻がこれまたお洒落…!!ネオンのお洒落さにピッタリ当てはまりますね…「繕った幻想」を少し明るく歌うの、本当に取り繕っている感じがして切ない…

【少し先回って 偶然のふりまでしてとおせんぼ    その微笑みの意味は何?
潰れるほど目を 凝らしたって心はかくれんぼ
叶うならば ただ知りたくて】

ここの対になっている歌詞がすごく好き!!
「とおせんぼ」「かくれんぼ」の五感の可愛らしさから主人公の健気な様子が伺えます…貴方の気持ちが知りたくて、ただ知りたくて、必死になっている姿がなんとも切ない…

気まぐれな猫の「とおせんぼ」に掛けた女性の健気さの表現が秀逸すぎます!!!

その微笑みの意味は何?の歌詞が大好き。愛想笑いにも受け取れる笑顔。真意が掴めずもどかしい思いが分からない苦しさが伝わってきます…
ディストーションの抑え目な声と、必死になっている感情のこもった力の入った声が交互にくる歌い方が好き…揺れている不安定な心が感じられます。


【あなたの目にはどう映っているの?
夜行性は あなたのせい】

ここから主人公の感情がが全面に出る感じがします。
るぅとくんの1音1音しっかり息を長く歌っているのが大好き。切なさが増幅されてます…
ここのかっこいい歌い方大好き。「は」を「ヴァ」みたいに発音するの好きなんです…!!
「のせい」の所のぐっと力入る所好き…!

ここは夜行性の猫と、夜の店をするのは貴方に逢うため、という思いがかけられてるのかな、素敵です。

【同じ言葉も無いから
見下ろす目に
届かない距離を知ったの】

高音すごく綺麗。とても綺麗。
「同じ」の後に勢いよく息を吸う感じが、気持ちこもってて大好き。最後の「知ったの」の沈んだ声がすごく印象的で、余韻に浸りました…ここが1番好き。

「見下ろす目に届かない距離を知ったの」猫へ向ける人間の笑顔のように、距離が感じられてしまう。ここの掛け方上手すぎませんか??例えが秀逸すぎます。


【夜に飽いては 朝が起きて
また退屈がもどかしいの
あの薄紅より 綺麗に咲きたくて
淀んだ景色が 綯い交ぜに揺れる】

表現が綺麗。少し色気を感じさせる歌詞。誰よりも私を見て欲しいっていう主人公の醜いともとれる気持ちが伺えます。会えない時間は悪い方に考えやすくて、暗く考えすぎて、醜い部分が体を支配していく、そんな気持ちに共感しました。

情景描写の部分、表現が上手すぎます。「薄紅」は桜のことかな?桜のように艶やかな他の女性たちでしょうか。主人公は、景色がこんなふうに見えているんですね。心ここに在らず、といった感じで物思いに耽っているのでしょう。表現が素敵。

【誰かが笑顔なんて 呼んだものを真似してみたけれど
もう水面はぼやけたまま】
笑顔が作れない猫と、辛さで上手く笑えない女性。
泣いてぼやける景色。水面は涙が溜まっていくことも感じさせますね。「みなも」って読むの初めて知りました。お洒落。

【表情とやらも きっとあなたには伝わらないの
わかりきってる 冷酷なほど】
猫は愛らしい顔をしているけれど、表情は分からない。この女性も、笑顔で取り繕っているけれど、貴方が好き、という気持ちは表情から伝わらない、という事なのかな、だから例えがうますぎますよ…!!
【わかりきってる冷酷なほど】切り捨てるような強く冷たい声で、女性な辛さが痛すぎるくらい伝わってきました…歌い方の表現が凄い。


【あなたの目にはどう映っているの?
この声が恨めしいわ
同じ言葉をください
擦り潰そうと 一文字も伝えられない】
言葉が伝わらない猫に例えている、女性の気持ち。1文字も(貴方への気持ちが)伝えられない、ということなのでしょう。褒めてみたり、尽くしてみたり、アピールしても、夜の店の人だからと、気づいて貰えない。

「恨めしいわ」の声の色気…!!伝えられない、の柔らかい声大好きです。

【一目瞭然 滑稽な 間違い探しだってわかってる
なのに心だけはずっと見えないままで】
ここの不安定なメロディーがすごく好き。お洒落だし、揺れ動く切ない気持ちがすごく現れています。
猫(女性)と彼の違いは一目瞭然で探すまでもない。でも彼の心は分からない。この対比が秀逸で真反対なのが良いです…!!!
「見えないままで」の歌い方が大好きです。沈んだ声でなく、気持ちを放出している。心の叫びみたいですごく好きです。

【あなたの目にはどう映っているの?
夜行性は あなたのせい
同じ身体じゃないから
前足なんかじゃ あなたと踊れない】
猫の前足なんかじゃ彼とは踊れない。これは彼と自分の釣り合わなさ、家庭、(身分)の違いを表しているのかな、、、

【言葉一つだけ交わせたなら
それ以上は いらないのに
今日も声一つ無く 駅へ消える
あなたをまた止められない】

【届かない】
言葉の選び方が上手すぎて切なさが…😭😭
言葉ひとつなく、声ひとつなく、終わってしまう。切ない…
言葉を交わせない猫。好き、の真意ひとつも伝えられない女性。貴方と一夜を過ごしたいのに、今日もすれ違い、帰ってしまう。駅へ消える彼をただ見つめている女性が目に浮かびます…
「また止められない」「届かない」の歌い方、余韻がずっと続きます…その口寂しさにまた再生してしまう訳ですが…笑 私もこの曲に恋してるのかも…??
中毒性もこの曲の魅力ですね、、、

初めから最後まで切なさ全開で浸ってしまいます…作詞も作曲も歌もMIXも、どれも桁違いのクオリティで驚くばかりです…

るぅとくん、素敵な曲をありがとうございます!!(*˘︶˘*)