【1000文字小説】異世界転移!?ブラック企業のおれが転移した先は仕事がゲームだと思っているホワイト世界・・・・・・だった

男の声「大丈夫?将!?将?」

黒田 将(たすく)「ここは……どこだ。確か今日も徹夜で残業してて少しうとうとしていたんだけど……」

男の声(城田 楽)「よかった。おまえちょっと仕事しすぎじゃないか?大丈夫か?」

黒田「城田さん??あれ、朝?すみません!夜遅くまで残業してたらもう朝になってて……」

城田「ははは!楽しいのはわかるがたまに休んだほうがいい結果でるぞ?というか顔色悪すぎだろ?ほんとに体調悪いんじゃないか?」

黒田「楽しい……?(そして、城田課長がこんなに優しいなんて)てか城田課長顔色いいですね(いつもなら部長に色々言われていつもイライラしてるのに……)」

城田「そらそうだよ!これから仕事できるんだから!」
黒田「え?仕事が楽しみなんですか?」
城田「え?楽しみだろ?そりゃ」

黒田「『宝くじあたったらこんな会社やめてFIREしてやる』が飲みに行った時の口癖だった課長が仕事が楽しい?」

城田「え?そんなこと言ってないw
FIREなんて、変わったやつのやることでしょw仕事やめたいとか変だよな」

黒田「え?部長に怒られた夜はいつも飲みながらそれ言ってたじゃないですか?」
城田「大丈夫か?お前疲れてるんじゃないのか?しかも、怒られたって別にどうってことないだろwたかが、仕事ごときで……」


黒田「(何言ってんだ・・・?おれは夢を見てるのか・・・?」


黒田「でも、怒られたら凹みませんか?」
城田「別に、殴られたり、殺されたりするわけじゃないから平気だろw おまえ草野球好きだったよな?」
黒田「え。はい」

城田「味方がエラーしたらちょっとはむかつくだろ?そんとき軽くヤジっておい〜とかいうじゃん?それと一緒だよ」
黒田「そんな軽い感覚!??」

城田「そりゃそうだよwゲームと一緒だよwというかみんななにより仕事が楽しいからゲームなんてやってる人少ないけどさw」

黒田「根本的になにか違う……もしかして異世界転移!?この世界は、仕事がゲームだと思っているホワイト世界!?」

城田「すまん、そろそろ仕事したいからまた今度な。そして、おまえ、今日は帰ったほうがいいんじゃない?仕事したいのはわかるけど、明日も仕事なんてできるんだから今日は休みな……」


黒田「……そうさせてもらいます……」

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