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20代最後にデザインスクールに参加した話


1. はじめに

2023年1月より、完全オンラインのデザインスクールである Design Toast に参加しています。オリエンテーションから今週で約1ヶ月。早い気もするし、遅い気もするのが正直なところ。
少し遅れてしまいましたが、自己紹介も含めて Design Toast に参加した経緯を書こうと思います。

2. わたしのこと

現在、アシスタントデザイナー&日本語教師として働いており、たまに実家のアパレル系セレクトショップのお手伝いもしています(日本語教師の方は、今回のメインではないのと、長くなりそうなので割愛)。
時系列としては、2022年8月に新卒から4年半勤めたIT関連会社を辞めて、現在に至ります。前職では、自社ソリューションの運用保守を1年ほど担当した後、営業関連の業務を担当していました。

ちなみに大学院にも行っていたので、あと4ヶ月経ったら30代に突入します!やっほい!

3. なぜデザインを仕事にしたいと思ったのか

きっかけは、実家のイベント用DMを制作したことです。
キャリアに関して考えることが増え、周囲に相談していたところ、ひょんなことから実家のDM制作をさせてもらえることに。イラレやフォトショの操作が全く分からないところからスタートしました(笑)

前職在籍中から毎月1件程度、元々は(今でもとってもお世話になっている)別のザイナーさんが担当していたため、そのお手伝いから始まり、少しずつ業務幅を広げていきました。

そんなこんなで、「もっと色々なデザインのお仕事ができるようになりたい!」と考えるようになりました。その理由は主に以下の2つ。

(1) デザイン制作がとても楽しかった

デザイン制作がとても楽しかった!これに尽きます。
イベントのコンセプトを踏まえ、DMを見てくれる人にどういう感情を抱いてほしいか、そのために写真やフォント、色をどう使うべきかを考えるのがとても楽しかった。

また、それと同時に、頭で考えるイメージを表現できない(そもそもそれが良いイメージなのかということは一旦置いておいて…)という自分の力不足に悔しさを覚えました。

結果的に、全ての感情を含めて「これは楽しい!」と感じました。

(2) イベント後のフィードバックが嬉しかった

実際のイベント後に「今回お客さんがたくさん来てくれた!たくさん売れた!」とフィードバックをもらう機会が何度かありました。

イベントが盛況だった理由は、基本的にはコレクションのお洋服自体が良かったのだと思います。というか、お店の方々が自信を持って販売しているお洋服たちなので、そうであってほしいと思っています。なので、DMに関する良い反応もあったようですが、直接的な要因ではないかなぁと(データなどを集計していないので、実際のところは不明)。

それでも、自分が関わったイベントが盛況だったら、やっぱり嬉しい。ドーパミンが分泌されました(笑)

その結果、「もっとお客様の商売に貢献できるようになりたい!」と考えるように。

なんだか小学生みたいですが、「デザイン制作楽しい」+「お客様の商売に貢献したい」=「お客様の商売に貢献できるデザイナーになりたい」というシンプルな演算式で、「もっと色々なデザインのお仕事ができるようになりたい!」と思うようになりました。

4. なぜスクールでデザインを学ぼうと思ったのか

そんなこんなで、知り合いのデザイナーさんのアシスタントとして、現在はお仕事をいただいています(経緯などの詳細は割愛)。有難いことに、Webや紙など様々なお仕事をいただいているのですが、「これはどうにかせな!」と自分の力不足を日々感じている所存です。

ざっくりですが、簡単な状況としては以下です。

【「これはどうにかせな!」と感じていること】
(1) 表現の幅が狭い
(2) 作るのが遅い
(3)デザインの説明がロジカルにできない

【おそらくこれが原因】
インプットとアウトプットの量が圧倒的に足りない!
(細かい部分すっ飛ばしてますが、結局これに帰結するかなと…)

「じゃあさっさと自分でやりなさいよ…」という感じですよね。なので、ネットに転がっている様々な情報を参考に、色々と試してはみました。
しかし、自分が正しいことをしているのか、前に進んでいるのか判断が難しく、一人で悶々とする時間が増えてしまうという状況に。
「これは良くない」と思い、環境を変えようと決意。いくつかスクールを比較検討し、Design Toast の門を叩くことにしました。

5. なぜ Design Toast を選んだのか

理由としては、大きく3つあります。

(1) たくさん作って、たくさん見てもらえる

ホームページにも記載されていますが、Design Toast では毎週課題が出ます。とにかく作って、メンターさんに見てもらって、合格をもらうというサイクルを繰り返すので、「インプットとアウトプットの量が圧倒的に足りない!」と思っていたわたしにはピッタリでした。

実際にこの約1ヶ月は、たくさんインプット(情報収集)を行い、トライ&エラーを繰り返しながら作品を制作しています。メンターさんからフィードバックをいただき、クオリティを上げるべく、再度インプットと修正を実施。

本当にまだまだ全然なんですが、「これでいい」ではなく「これがいい」と言えるような作品を作ることを目標に、毎週楽しみながらやっています。

また、月一で開催される作品講評会やプロテマレッスンなど、カリキュラム以外のイベントも充実しているので、自分次第でたくさんのことを掴める環境が魅力的でした。

(2) 最終的にお客さんへ提案ができるようにカリキュラムが組まれている

少し話がズレますが、実家のお手伝いの一環として、展示会にも参加しています。展示会にも色々とあると思いますが、基本的には「売れるお洋服を選ぶ場」なので、その際に経営やお客さんの好みなど、色々なお話を聞くことができます。

小さいお店なので、生産プロセスを含め自信持って販売できるお洋服でも、お客さんが買ってくれないと売上は上がらないし、経営も続かない。そう考えると、わたしが担当しているDM制作は、お洋服を売るための手段であって目的じゃないのだなと感じます。

何が言いたいのかというと、「お客様の商売に貢献できるデザイナーにりたい」のであれば、それに適う技術を身につけることはもちろん、お客さんが目的を達成できるように、新しい提案ができるデザイナーになりたいなと…!

その点 Design Toast では、お客さんに提案ができるようになるため、デザイン制作技術だけではなく、リサーチや顧客コミュニケーションなどもカリキュラムでカバーされています。自分が必要としている内容が整っており、魅力を感じました。

(3) 理念とミッションに共感した

巷に様々なスクールが溢れている昨今。汗水流して稼いだお金を使うなら、自分が共感する理念を掲げたスクールが良いなと個人的には思っています。

代表である堀本さんのインタビューがとても好きなのですが、「女性応援をはじめ、エンパワーメント、人権についても力を入れている」というのは結構大きな決め手でした。全てを調べているわけではないのですが、「エンパワーメント」や「人権」という言葉を明言し、実行しているスクールはあまりないかなと思います。

学生時代は社会学系を学んだこともあり、ジェンダーとメディアなどについて考える機会も多くありました。わたし自身、広告に描かれる女性像で傷ついた経験もあります。だからこそ、「自分も誰かを傷つける可能性がある」ということを常に念頭に置きながら、基本的にはポジティブな気持ちでデザインに携われるようになりたいと思っています。

5. おわりに

こんな感じで、わたしの Design Toast Journey(勝手に命名)がスタートしました!既にとっても楽しいので、残りの期間も最大限に活用して、レベルアップできるよう頑張ります〜!

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