高いところから落ちる夢を見て思ったこと

最近、高いところから落ちる夢をよく見ます。

高いところから落ちて、びっくりして、目が覚めるのです。

子供のころからよく、高いところから落ちる夢を見ていましたが、最近はかなり頻回で、朝からぐったりしています。

私は現実の高いところが苦手なので、日常生活の中でストレスに感じてしまう事がおおいのです。

ショッピングモールのエスカレーターとか、やたらとガラス張りなのはなぜなのでしょうか?

開放感とかいらないから普通の壁にしてほしい。ストレスだから。夢に出るから。


ですが私は、高所恐怖症になるようなトラウマがあるわけではありません。

なので、高いところが怖くても、高いところから落ちる夢を見たとしても、対処のしようがないのです。

朝目覚めるたびに変な緊張感に強張った体をストレッチして、心を落ち着かせるのが精一杯です。



高所が怖いのは、心配性で想像力豊かだから。と言われたことがあります。

確かに。自覚はあります。

高いところか下の地面を見下ろすのも怖いのですが、物によっては地上から高い場所を見上げるのも怖いのです。

新宿の某専門学校ビルなど、恐ろしくて見上げられません。滑り台みたいにつるつるで怖い。

あのビルの屋上に行ったことなどないのに。

あそから滑り落ちる事を想像をして、勝手に恐れているのです。地上から。


ありもしない想像をして心配してしまう性分は、不安になりやすいということでもあります。

そう考えると、私がうつ病を発症したのは、必然だったのかもしれません。

ありもしないリスクを想像し、勝手に不安になりやすいのですから。



冷静な時には、自分が感じているリスクが、現実か、想像上のものなのか、判別可能できます。

ですが、うつ病で思考力が低下していたときはその判別さえ面倒で、おっくうで、ノーリスクな生活を送ろうとしていました。

家と職場の往復。同じ道を通り、同じものを食べ、同じように日々を過ごして、新しいものは何も手につきませんでした。

それが良くないと気がついたときには、もう遅かったようにおもいます。

このままではいけないと、休みの日に友人と遊ぶ約束を毎週のように入れてみても、たいして楽しく感じませんでした。

一人で家にいるよりはいいのですが、頭にモヤのかかったような状態で、あらゆる感覚感覚鈍くなっていました。


心配性なのも想像力豊かなのも、けっして悪い事ではないのでしょう。ですが、うつ病との相性は最悪だったようです。



発症からしばらくたち、うつ病の症状は良くなってきましたが、

心配性なのも、あらゆる場面を想像してしまうのも、変えることができない、私の性のような気がしています。

明日から急にリスクを、恐れない、トライアンドエラーで突き進む人生は送れそうにありません。

ですが、変化は必要です。

なので、これからは悪い事ばかりではなく、良いことも一緒に、想像してみようとともいます。プラスマイナスゼロになるくらい、ハッピーな想像をすれば、ほんの少しだけど、きっと上手くいく気がしています。



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