思考力ゼロご飯。

うつ病になってしまった、一人暮らしの人間が一番最初に困るのが食事だと思います。

今日はうつ病発症してから2〜3週間くらいの間、私が毎日のように食べていたものをご紹介します。

買いに行く気力もない。

だからと言って、なにかを作れるはずもない。

そんな私の強い味方がカップ麺でした。

もう、カップ麺などを食べると暑い季節ですが。

何も作る気力が無く、カップ麺しか食べられないほど咀嚼する力もない時に食べていたメニューを用意してみました。

まず、お湯は出来るだけたくさん沸かしてください。

用意するモノ

出来るだけ大きなコップと水筒・・・・・・・・1つ
お茶のティーパック・・・・・・・・・・・・・1つ
カップ麺（和風や醤油味がベスト）・・・・・・1つ
乾物（わかめ、切り干し大根、干し椎茸）・・・適量

勘のいい方は、もうお分かりでしょう

こういうことです。

沸かしたお湯でカップ麺とお茶を作るのですが

乾物はカップ麺の中に一緒に入れ、具を補うのです。

それだけです。

余ったお湯を保温できる水筒に入れておくと、お湯さえ沸かす気力もない時にお茶や、カップ麺を作れるので便利です。

写真のお茶はローズヒップティーなので、水分補給と共にビタミンが取れてお得です。牛乳を買っておくと、カルシウムとかも取れて更に良い気がします。

以上です。

なかなか美味しそうじゃありませんか？

足りない食物繊維を乾物で補う。和風のカップ麺ならだいたい味は大丈夫です。

そもそもうつ病の時って味あんまり、分かってなかったですけど。

お湯を大量に作ったのは、出来るだけ飲み水、お茶をたくさん確保するためです。食事は多少疎かに鳴っても死にませんが、脱水になると危険です。

私が発症したのは2月でしたが、それでも、たまに脱水の症状が出ていました。トイレに行ったらコップ一杯以上の水分を取ってください。トイレが近くなるからと飲水を減らしてはいけません。1日2リットル飲む気持ちで、お茶、お白湯は作りましょう。

利尿作用の強い緑茶やコーヒーは脱水を助長することがあるので、できれば白湯や麦茶にしましょう。水道水でもいいので飲みましょう。日本の水道水を飲んでも死にはしませんが、一人暮らしで脱水になったら……

あの頃の買い物メモ
・その日食べる弁当
・そのまま食べられる果物や野菜（1〜2日分だけ）
・カップ麺
・乾物
・牛乳

このメニューは、うつ病発症後に思いついたものではありません。

うつ病と診断を受ける数ヶ月前から、カップ麺とスーパーやコンビニ弁当しか食べていなかったと思います。

その食事で平気でいられたというのは、やはりかなり疲れていたのだと思います。

その疲れ切った頭で、なんとか栄養バランスを整えようとして、たどり着いた思考力がゼロでもできる、食事の準備（料理ではないでしょう）です。

私が料理ができるようになったのは発症後、休職し1ヶ月ほど経った頃だったと思います。

料理をするというのは、大変に頭を使う作業です。

材料を揃え、決められた順番に決められた手順をこなさねばなりません。うつ病の私には気の遠くなる作業に思えました。

しかも、自分の為だけにそれをするのは、かなり心に余裕がないとできない事かと思います。

今はカップ麺を食べたいという気持ちがあまりありません。

むしろ、あの頃を思い出すので、食べたくないとさえ思うことがあります。

それは、自分が回復している証だろうと思っています。

ただ、本当にしんどい時は、またお世話になるかも知れません。

食べると、美味しいですしね。よくできた食べ物です。