眠れない夜は、自分を労る時間にするのがいいとおもった話
今日は、うつ病になりたての頃の私が眠れない夜にやっていたことのお話をしようと思います。
うつ病と診断されて1週間か10日ほどの間ですが私は、睡眠障害に悩まされていました。
わたしの主な症状あげると
・寝ても眠りが浅く、寝た気がしない。
・昼間に急に眠たくなる。(昼寝でも3時間ほど目覚めない)
・夜寝つきが悪い
・眠れても3~4時間で目が覚め、そのあと眠れない。
・起きているときもぼーっとしてしまう
などです。
いまでも完全に睡眠のリズムを取り戻せているわけではありませんが、あの頃は、起きているのに寝ているような、寝ているのに起きていたような倦怠感が24時間続いているような状態で、正直、どうしていいのかわかりませんでした。
そんなある夜、布団の中で、自分の顔をマッサージをしてみました。
他にできることがなかったので、何気なくやってみたのです。
すると、顔の色んな筋肉が凝っている事に気がつきました。特に、ほほの筋肉が硬く凝っていて、その凝りをほぐすと、眠気を感じることができました。
私は、もともと歯を食いしばるクセがあり、歯医者でも、年齢に対して歯がすり減りすぎていると指摘されたことがあります。
ストレスや疲れがたまると、食いしばりが強くなる傾向があるのだと思います。そのため、食いしばる時に使う頬や、側頭部の筋肉は緊張して、凝り固まっていたのでしょう。
マッサージの仕方は適当に、自分で歯を食いしばってみて、その時に力がはいっていそうな場所を気持ちがいいと感じる程度に指圧したり、摩ってみたり。
その当時、気持ちがいいと感じることなどほとんどなかったので、その心地よさにとてもリラックスできました。すると、それと同時に自分を労る気持ちが自然と湧いてきました。
硬くなってしまった筋肉を、自分の手で温めるようにマッサージすると、
「がんばったね」「休んでいいよ」と言葉だけで自分に言い聞かせている時より、体と心の力が抜けていく感覚を覚えました。
自分に癒されている。自分で癒す事ができている。そんな自己効力感がありました。
そして何より、ほんの少しではありますが眠ることができるようになりました。
ぐっすり快眠とはいかないまでも、寝付けずイライラすることがかなり減りました。
思い起こしてみれば、それまでの日々で、自分の体を自分でケアすることはかなり疎かになっていたように思います。
まあ、シャワーを浴びることさえギリギリだったので、当然かも知れません。作業のように自分の体を洗っていたのでは、自分の体の変化にも気がつく事はできません。
眠れない時間は、そんな自分をふり帰ってみろ。という体からのサインだったのかもしれません。
マッサージの仕方はいろいろな方法があるので、目的や効果、皮膚感覚でその時、心地よく感じられるならなんでもやってみました。
ホットタオルを作って、顔や目元を温めたり、
乳液でフェイスマッサージをしたり、
快眠できるツボを押したり、
私は筋肉の位置と動きを確認しながら、気持ちがいいと感じる力で、圧迫したりほぐしたりしていました。
自分自身でできることにも、限りはあります。ですが、自分で自分を心地よくできる事は、とても励みになります。自分はまだ大丈夫だとおもえるのです。
今でも、生理前後は体調を崩しやすく、ほとんど寝て過ごすことが多いです。
ですが、これからは
ただ、疲れてなにもしたくない時
夜なかなか寝付けない時
そんな時こそ、自分を可愛がるチャンスなのだと捉えて、乗り越えていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?