飽きるのは成長が早いから。
今まで、飽きることはいけないことのように言う人とたくさん出会った。
なぜ飽きるのがいけないかと聞くと、
飽きるのは変化してないから。
飽きるのは受け身だから。
だから、飽きない工夫をしなさいと言うのだ。
私はこの意見とまったく反対の意見だ。
継続が力なり。
コツコツ地道に。
何か一つを極める。
これこそどこかの誰かがいったテンプレ通りに習ってるだけではないだろうか。
一体どちらが受け身だろう?
そもそも変化しようとする時は現状に飽きた時だ。もうこのままでは成長の見込みがないと頭打ちを感じた時だ。
だから変化を起こす。
それは何かを辞めるのも変化の一つだ。
ここで否定的に考える人は勘違いをしている。
成長するために辞めるんじゃない、変化を起こすために辞めるってことだ。
時に後ろに下がってしまう時もあるだろう。きっと物事を直線的に考えている人はそれが怖くてできない。
過去の積み重ねが未来なんだと信じて疑わない。
頑張った分だけ報われる。
努力は裏切らない。
彼らの人生設計はいつだって右肩上がりだ。だから失敗もしないし、挫折も知らない。
彼らの成功法則は、
誰かの成功法則を失敗せずに行うことだ。
変化が早い時代だと口を揃えて言う割に、こういうところは順番に並んでいるように思える。
その列にあなたの番はあるのか?
残念ながら、人生はそんな単純なもんじゃない。人生は思いもよらない場所に辿り着くことのほうが多いのだ。
ひと昔前なら一つの道を極めるスペシャリストの道が活躍しやすい道だったかもしれない。
でももうそんな時代は終わった。
経験は拡散させて新しいスタイルを作る道がある。
Aが飽きたらBへ行く。
Bが飽きたらCへ行く。
Cが飽きたらAを再開する。
こうすると新しい視点がAに加わる。
飽きる=諦める。ではない。
ジョブスの言った点と点がつながる瞬間を求めて。
点と点をつなげるんじゃない、つながる。
その瞬間は自分でさえもわからない、偶然の産物なのだ。
それは成長を目的にしては起こせない。
変化を目的にしなければならない。
直線的に考える人、成長を目的にする人から見れば、不合理で突拍子のないことに思えるだろう。
飽きる人は成長が早い。
新人の早いうちにたくさんの失敗をする。
それはたくさんチャレンジするから。
彼らは飽きない工夫なんて考えない。
飽きたら次。
ただそれだけだ。
成長を右肩上がりで考える人にとって、彼らは同じ場所をぐるぐる回っているように思える。
しかし、彼らは螺旋状に登っているのだ。
二次元ではなく、三次元で見る時代ではないのか?
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