オンライン哲学カフェのメリットとデメリット。

哲学カフェって知ってますか?
哲学的な議論を行うカフェです。

簡単にいうと、死とは何か、自分とは何か、あの世はあるか、といった答えが出せないことを考えて、討論します。

結構好きなんですよね、こういうの。

いろんな見解が聞けますし、新しい発見もあります。
ほんとに世界には色んな人がいて、色んな見方があるんだなって実感できます。

さて、今回はLINEのオープンチャットで参加してみました。(哲学カフェそのものには参加したことありません)

ただね、思ってたのと違ってたんですよ…
グループの選択ミスもあるかもしれませんが、チャットだからこそ起こる問題がでていました。

そんなメリットとデメリットを実体験からご紹介します。

デメリット

●引用、リンクを使う人がいる。

哲学カフェは対話で意見交換ができると思っていました。
しかし、中には哲学者の引用リンクを貼り付ける人がいます。

例えばこんな感じ。

『私はこういうことだと思います。
[でもA哲学者はα論でこうこう言ってます。
『α論でいうと結論はどうなりますか?
[説明するのは難しいので、こちらを読んでみてください。(URLペタリ)

あ、これあかんやつや…。

あのさ…それって意見じゃなくて、ただの知識のお披露目やん。
俺、α論を学びにきてるわけじゃないねん。

他人に通じないカタカナ語を使いたがる人と同じ匂いがしました。
自分で説明しない分、よりタチが悪いです。
哲学カフェにこういった人がいて、とても残念に思いました。

●文章が極端に短い

討論になると文章が長くなりがちです。これは仕方ないなと感じました。

それでも哲学カフェに参加する方は活字に慣れている方が多いので、そこまで問題ではないかと思うのです。

逆に取り扱いが難しいのは短かすぎる人。
例えばこんな感じ

それはどうなんでしょうか?
他の考え方はできませんか?
α論ですね。

これも意見がなく、何を言いたいのかわかりません。これでは対話ができません。

だから何?

の一言で返答したくなります。
ものすごくやりづらかったです。

メリット

●情報メタボにおすすめ

情報インプットが過多な人には、持論を吐き出せる哲学カフェはおすすめします。

基本的なマナーやルールもあるので適度な情報ダイエットになるのではないでしょうか?

吐き出したあとは、新しくインプットしたくなります。



●表現をあらためて考えさせられる

哲学を語るとなると、まわりくどい言葉が多くなってしまうんですよね。
(つまり、よって、〇〇的、帰結して、など)

簡単な言葉では言いあらわせない、難解なものを語っているぞ、というエクスタシーを感じてしまいます。

他にも、偉人や哲学者の思想こそが上位にくる考え方になってしまうこともあります。とくに知識をお披露目するタイプにこの傾向が強く、説得力のない意見に対して高圧的になることが見られました。

このあたりは気をつけておかないと、ただの傲慢トンチキ野郎になってしまいます。

偉人の思想であっても、過去のことであり、現代にも通じるかどうかはわかりません。柔軟な思考を持たないと、と感じました。

まとめ

今回は、オンライン哲学カフェのチャットでしたので、匿名からくる攻撃性が強く出ていたかもしれません。

オンラインで顔を合わせたり、実際カフェで対談する場合は、もう少し節度が保たれると予想しています。

それでも、思考の旅は楽しいものです。

砂漠や大海、宇宙のような広さに向かって、自分の持っている知恵で、どこまで辿り着けるのか。そんな開拓していく楽しさがあります。

自分の知恵が研ぎ澄まされる。
人生で一度は味わってみるのも乙なものです。

ただチャット形式はやめたほうがいいかなと思いました。

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