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2,短期集中力が尋常じゃない

Всем привет! 皆さんこんにちは!

久しぶりにロシア人の魅力について語ってみたいと思います!
今日は、ロシア人の得意技、短期集中力について。

※このシリーズは、あくまでもわたくし、ミーヤの独断と偏見に満ちた個人の見解であり、ロシア人全員がこの例に当てはまるわけではないこと、あらかじめご了承ください。

本当にすごいなと思うのが、ロシア人の友人たちの超短期集中力と、怖いまでの目的達成欲。

具体的なエピソードと同時に一挙大公開

1. ロシア流!基本的に直前まで準備しない!

これは別にロシア人が怠け者という意味ではなくて(いや、そうかも。)ロシアの文化というか、生活の流れのせいだと思ってます。

ロシアでは、色んなことが目まぐるしく変わります。聞く人聞く人みんな言ってることが違います。情報を待ってたら何も進みません。アクティブに、なんならアグレッシブに色んな人(あるいはウェブサイト)に、何回も聞かないと正解に辿り着けません。

こんなことが続くと、前もって準備しておくのばかばかしくなりません?どんなに慎重に準備してもどうせ直前になって全てひっくり返るくらいなら、もう直前にバタバタするけど全部やったほうが良くないですか?

具体的に例を挙げてみましょう。

Episode1. バウチャー来ない問題

私の友人のお兄さんの友人が、Airb●bみたいな民泊事業をモスクワで展開しています。彼に頼んで、私の海外プチ移住(1ヶ月くらいの短期間海外に住むように滞在すること)に必要なアパートを手配してもらいました。

①その際に、バウチャー(ビザを取るための招待状のようなもの)をお願いしたけど待てど暮らせど来ない笑
②何回催促しても来ない笑
③そして作ってもらったやつだと規定外とかなんとかで使えない笑(結局空バウチャー取り直した)
④そして宿泊当日。支払い方を決めていない!笑
(クレカは無理って言われたからPayPalで払った笑)
⑤宿泊予定の部屋には洗濯したばかりのものが干しっぱなし笑(ありがたく、替えシーツやタオルとして使わせてもらった笑)
Episode2. オファーがギリギリ問題

World Festival of Youth and Students (通称WFYS)というイベントに参加した際、開会式の登壇者(スピーチをする人)が決まっておらず…

①二日前の夜に私のところに依頼が来る(私ロシア語話せません。挨拶と自己紹介くらいなら任せて笑)
②簡単な文でいいって言われたのに、簡単なロシア語で書いて翌朝確認してもらったら追加でもっと話せと言われる(昨日言われたことと違う)
③夜に持って行ってOKもらう(けど、いつが出番なのかは決まってない)
④当日、もう一文くらい増やせと言われて軽く喧嘩(再三いうが、私はロシア語が喋れない)
⑤開会式中、いきなり司会にステージから名前を呼ばれて、観客席から移動(多分オーガナイザーもタイミング知らなかった)

いや、側から見てる分には面白いんですけど、当事者になるととても胃が痛くなるシステムです…本格的に胃が痛くなってきたのでそろそろ次行きましょうか…

2. ロシア流!やるとなったら全力でやる

やると決まった時のロシア人の動きは尋常じゃないです。何が何でも達成します。(あくまでも一般論)

ではでは恒例の具体的なエピソードを…

Episode3. 先生を追い詰める迫力美女モンスター

私の初のロシア出身の友人であるVちゃんがエッセイ(レポートのようなもの)の授業でガチでA(最高の成績)を取ろうとして何をしたかというと…

①課題として出されていない文献まで読む
②そんでもって、授業ではほぼずっと発言している
③そしてそして、Maxの文字数を超える(⁈)字数でDraftを提出
④大幅に訂正・厳しいコメントが入って返ってきたDraftを見て、TLC(Teach and Learning Center)という、上級生が勉強を教えてくれる教室を予約&過去Aをエッセイのクラスで取ったら上級生と仲良くなり質問しまくる(TLCの外でも)
⑤結局F(FailのF,つまり不合格)を最終的にもらい、先生に対して猛反撃。罵詈雑言を浴びせたあと、ありとあらゆる機関にクレームを申し付け、先生を追い詰めた(ちょっとかわいそう。)

それだけ真剣にやったということです。やるとなったら徹底的にやる。そういうロシア人たくさん学校で見てきました。テスト帰ってきてA-(Aの一つ下)で号泣して先生にクレームしに行った学生もいました。A-で十分じゃないの…なんでそんなに号泣するの?と日本人とアメリカ人はキョトン顔でした。(後に、ロシアの制度を聞いて納得しましたが、それはまた別の話で。)

3. ロシア流!不可能と思ったら違反も厭わない!

これは、なかなか私的に衝撃的なエピソードだったのですが、ロシアでは比較的一般的な話らしいですね…

Episode4. ギリアウトかもしれないプレゼン

例のVちゃんが、他の授業でプレゼンの課題が出ました。ミーヤとペアを組んでやることになったのですが、Vちゃんが一人でやるとのこと。どうやらアルバイトで忙しかったミーヤを気遣ってくれたようです。

①どんどん期日が迫ってきているのに、やっとくの一点張り。
②何回確認しても「まだやってない、大丈夫だから」と一蹴される(超不安)
③そして作ってもらったやつを確認すると、なんと、めっちゃ仕上がってる
④さらに数日後には私の分のScript(カンペ)も出来上がってる…⁈
⑤前日には、リハーサルして、時間が余ると気づいたVちゃんはチャチャっとYoutubeで関連動画探してきて挿入しちゃう荒技
⑥あとで確認したら、ネットで出来上がってる資料(パワポとそのカンペ)を拾ってきて、ちょっと書き換えただけらしい。
⑦いや、それplagiarismでは?と思ってヒヤヒヤしたけど、先生に何も言われなかったから多分大丈夫(そしてしっかりAをもらいました。Vちゃんやばいいろんな意味で。)
Episode5. 強制的な助け合い(違法)

例のVちゃんが、期末試験で暗記に苦戦していました。でも筆記にはどうやら自信があるようで、私は一人で最後の詰め(主に暗記)をやりたいのに、Vちゃんは強引に私と一緒にDiscussion形式でテスト勉強しようとします。

①テスト当日、ギリギリまでミーヤに話し続ける
②テスト本番。いつもの最前列に座ろうとした私を引き止め、出入り口近くの後ろから二番目の席に座らせる
③そしてテスト真っ只中に、私の二の腕を引っ張ったかと思うと、驚くべきことに「見せろ」と言い出す
④完全にCheatingやん!いやや!違反は犯したくない!と静かな攻防を続けるも、Vちゃんの声がだんだん大きくなってきて、バレそうになったので泣く泣く見せる
⑤私の空欄を見つけた彼女。あろうことか自分の回答用紙をズズッとミーヤの目の前までもってくる。
⑥いや、私はカンニングしないぞ!と静かな攻防戦を再び繰り広げる
⑦案の定、バレそうになって仕方なく彼女の回答を見るも、ロシア語にしか見えない彼女の手書きのせいで何書いてあるかさっぱりわからない(結局自分で考えて書いた←当たり前)

挙げ句の果てに、テスト終わってからエレベーターに乗る際、大声で「私、カンニングしたのは認めるわよ!」と言うというオチつき。(絶対先生に聞こえてた)時効だから、今だから言えるが、本当に巻き込むのだけはやめてくれ…笑

今回のサマリ

いや、目標ができた時のロシア人のバイタリティ、やばいなと素直に思います。これが継続的にできると世界でもめちゃめちゃ強いと思うんだけどなあ…。話してても、やばいくらい努力家で、本当に頭の回転早くて、要領がいい人が多いので、世界でロシア人が恐れられているの、わかる気がする。

仲良くなると、とても愉快で(多分いい意味で)狂ってる人がたくさんいて自分の想像を超えてくるので、人生がとても豊かになると思います。(感情の起伏も大きくなります笑)

ロシア人の友人たちが恋しくなってきたわ…


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