慰めることにも、もう飽きた

期限まで余裕があれば、心に余裕が出る。あ、まだこれぐらいあるんだ。じゃあ、まだ向き合わなくても時間あるな。気がついたら、向き合う時間は残されていない。余裕を感じるままに、その余裕を謳歌して、崖の端まで歩いていることにも気がつかない。

寂しい音楽が好きだ。自分を慰めてくれるから。自分と重なる言葉が、音が、どうしようもない心を撫でてくれる。でも、撫でてくれるだけ。みんなが聞いてるような音楽より、もっと崇高な音楽が好きだ。かっこいいプレイリスト、自慢できるよ。全部、自分じゃない。自分のことを表現してくれるような、唯一のものを楽しんでいるつもりだった。心の穴をつっつかれて、反応してるだけだった?よくわからない。

変えられることだけ、変えればいい。俺はすぐに苦しくなる。頭の中に描いた理想がある。そのことばかり考えている。目の前をちらっと覗いてみると、あまりの落差に足元がぐらぐらする。とても立っていられないぐらい不快。見えていない、見えていない。諦められない。諦めきれない。行かないで。苦しい。明るい方を向いて諦められない。

頭がぼーっとする。流れてくる短い動画をぼーっと眺めてる。あ、考えるの、めんどくさいなーって、なる。集中するっていうことが、どういうことかわからなくなる。効率化して、技術を楽しんで、手間を省いて、楽に楽しもうとしてきたら、入り込むことがめんどくさくなってしまった。だめだなーって思う。それでも、多分、離れられないんだろうな。

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