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サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、オシム。

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『ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー』サブテキスト ユーゴ編
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#ドキュメンタリー

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム1/9

#1 :なぜユーゴはわかりにくいのか?■『ウルトラス』に寄せられた多様な感想と、共通する意見…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 2/9

#2 :危険で壊れやすいモザイク国家■6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 4/9

#4 :サッカーという名の「劇薬」■サッカーという名の「劇薬」 ただし、ユーゴにおけるサッ…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 5/9

#5 : そして「東欧のブラジル」は消滅した■W杯90年大会で披露したポテンシャル 皮肉なことに…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 6/9

#6 : ボスニアを襲った新たな危機■ジェフユナイテッド、そして日本代表の監督へ 以降の歴史…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 7/9

#7 :オシムが命がけで試みたこと■目の当たりにした交渉劇 ボスニアのサッカー連盟は、今で…

サッカーが与える絶望と希望。ティトー、ユーゴ内戦、そしてオシム 8/9

#8: なぜサッカーは憎しみを煽るのか■政治利用されて続けてきたスポーツの大会 ユーゴで起きた一連の出来事は、スポーツと政治の関わりを否が応でも考えさせる。このような話になると、必ず引き合いに出されるのがオリンピックだ。事実、スポーツの祭典は求心力の高さ故に、為政者によって国威発揚やガス抜き(民衆の不満解消)、そして支持率向上のためなどに用いられてきた。ナチス・ドイツ時代のベルリン五輪は代表格だろう。 サッカーの場合は、やはり4年に一度開催されるW杯がこれに相当する。アル