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夏の太陽、夏の月 133 ゴジラVSコング

 7月2日(金曜日)今日、特撮マニアで早速観賞して来ましして来ました。ヤンキース対エンジェルスをSPOZONでライブで観ようとしたのですが、雨で中止。午前2時に再び寝ての大雨の中、エヴァ以来約4か月ぶりの映画館での鑑賞でした。これから観賞をされる人も多いと思いますのでネタバレはあまりしません。

怪獣プロレス

 まあ、久々の怪獣プロレスでした。空母の上でコングの右フック、ゴジラの頬を思いきり殴ったのがハイライトかな。映像は相変わらず凄いシーンもありますが、トランスフォーマーもあるし東宝ゴジラシリーズもあるしエヴァもあるし目新しいものはなかったかな。

 コングがバリートゥードするし斧みたいなものを持って王座に座るし、顔の表情は多彩だし。まあ巨大なゴリラですからね。ゴジラとコングの他にも怪獣等が出現します。プロレス大好きな私としては飯伏対内藤戦、マシン軍団、田口ジャパン、電流爆破デスマッチ、飛んだり跳ねたりそして打撃もする初代タイガーマスクを想い出しました。

 ストーリーは突っ込みどころ満載なので頭を空っぽでの鑑賞をお勧めします。怪獣プロレスといった時点でプロレスを越えてないのですが、アントニオ猪木、飯伏幸太、前田日明、オカダカズチカのバトルの方がゴジラとコングより上なんですね。

人命軽視

 ゴジラ・キングオブモンスターにも言えるのですが、人命を軽視し過ぎで感情移入できない。初代ゴジラの鉄塔で最期まで頑張るテレビクルー、諦めてお父ちゃんの所へ一緒に行こうねと抱き合う母娘。ゴジラ対モスラで、櫓に上がって懸命に警鐘を鳴らす消防団員、国民を守る自衛隊の奮闘などなグッとくる名シーンがたくさんあります。

 コロナ禍で世界中で人命の尊さが謳われています。怪獣の命も共存共栄も大切ですがモンスター映画の肝が抜けている感じです。着ぬ組みと模型なので今の映像と比べてかなり映像がショボいのですが心に響くものがかなり違うのです。

メイ〇ン妃と小栗旬

 いかれたエイペックス社のCEOの娘マイア・シモンズ、イギ〇ス王室のメー〇ン妃にかなり似ているのですがワザとなんでしょうか。ワガママな性格で最期結構悲惨な死に方をします。日本が世界中で一番最後ぐらいの上映なのでクレイムはないのでしょうね。

 あと、小栗旬、白目しか記憶に残らない。これもプロレスラーの永田裕志想い出しました。白目のレベルが違うけど。もちろん白目に関しても永田裕志の方が上。
 来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の主役なのにあんまりな役どころ。映画・罪の声も良かったのに。そして操る〇カ・ゴジラの造形もイマイチかな。〇カ・ゴジラは仁王立ちでどっしり構えて欲しかった。首だけ動かしてゴジラとコングを相手にするとか、2匹になんてこった‼とマシーンならではの絶望感を味合わせて欲しい。

私なら次回作こうする

 次作があるとすれば人間ドラマをもっと入れて欲しい、平和を願うフィラデルフィア少年合唱団の唄を入れるとか、多くの人を救うために自己犠牲になるレスキュー隊員とかリアリティの追及や人間味、アナログチックなところも必要かなと思います。

 色々書きましたが、再度言いますがゴジラVSコングは頭を空っぽにして3D、4DXでジェットコースタームービーを観る感じだったら全然OKです。


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