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夏の太陽、夏の月 51 一瞬の夏

 退職してから11か月、コロナ禍ですが映画は結構見ました。夏の太陽、夏の月23とかにも感想を載せています。本も購入して読んだり、電子書籍で読んだり、漫画を含めここぞとばかり読みたかった本は全て読みました。それに加え10歳台の頃に読んだ「ノルウェーの森」なども再度読み直しました。還暦前に読む「ノルウェーの森」もまた格別でした。

 「コンビニ人間」「蜂蜜と遠雷」「ラスト・レター」「イニシエーション・ラブ」「雪男は向こうからやって来た」「女帝 小池百合子」「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」「神々の山嶺」などなど芥川賞、直木賞受賞作品からノンフィクション、ミステリー、映画原作まで。漫画は「ジャイアント・キリング」「進撃の巨人」「鬼滅の刃」は全巻読みました。読んだ全作はとても書ききれないのですが、読んでいるときは至福の時間でした。

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 基本、何でも読みますが、特にスポーツノンフィクション物が大好きです。タイトルの「夏の太陽、夏の月」は私のバイブルでもあるノンフィクション作家沢木耕太郎氏の代表作「一瞬の夏」を意識して付けました。有名な著書ですが。内容をざっと説明しますと、日米ハーフのプロボクサー・カシアス内藤が一旦引退したあと、ピークを過ぎ歳を取ってからボクシングを忘れられずに復帰し、アウェーの韓国で東洋太平洋ミドル級タイトルに挑戦して敗れるまでの、夏から夏までのの1年間の物語です。ジム、マッチメーカー、トレーナー等いろんな人が絡んでいて今の世の中でしたら、名誉棄損で訴えられないかといささか心配になるような内容ですが、熱量はハンパなく感じます。ノンフィクションならではの現実の重みもあります。

 そんな中、本を整理しているとプロレス内幕物、悪く言えば暴露本、「証言 UWF 最後の真実」「証言1.4 橋本VS小川 20年目の真実」が出てきて、整理するはずが手を止めて再び読んでしまいました。漢同士の葛藤と苦悩、読み応えがありました。元々、私が若い頃「週刊プロレス」や「スポーツグラフイック誌 Number」を食い入るように読んでましたので、当時に思いを馳せ懐かしさも感じました。両方とも、暴露本の老舗・宝島社の発行で、こんなこと書いてもいいのかなという感じですが、それに関わったいろんな人の証言なので問題ないのかなとも思ってしまいます。いろんな人の考えや感想が記されており、見方を変えるとこんな感じ方になるのかと改めて思いました。感じ方、見方は人それぞれですね。

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 いずれ、本格的なノンフィクション物を書きたいと思うのですが、今の私の筆力では無理ですし、今の時代、ノンフィクションの対象の方を傷つけてしまわないか常に考えてしまいます。

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