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アンナ・カリーナが亡くなってから何日が経っただろう。

彼女が歳を重ねたことなんて考えもせず、若かりし頃の彼女とスクリーンの中で出会い、もう会えない人となってしまった。

フランス女優のアンナ・カリーナさんが12月14日、がんのためパリで死去した。79歳。仏メディアが伝えた。

仏映画界のヌーベルバーグの代表的女優で、ジャン=リュック・ゴダール監督作品に相次いで出演。1961年の「女は女である」でベルリン国際映画祭の女優賞を受賞し、65年には、ゴダール氏の代表作「気狂いピエロ」に出演した。

デンマーク出身で17歳でパリに移住。60年にゴダール氏の「小さな兵隊」に主演し、モデルから映画女優に本格転身した。61年にゴダール氏と結婚し、その後離婚した。(パリ 三井美奈)

産経ニュースより

死亡報道があった時に使われた写真は、「女と男のいる舗道」「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」などに出演していた頃の写真が多かった。(産経とNHKは違った)

人が亡くなった時、我々は改めてその人の顔写真をじっくりと見つめるわけだけど、アンナは「若い時」の写真を使われたかったのか、それとも「今の姿」を写したものを使われたかったのか、ふとそんなことを思った。

ゴダールと出会った時のことを語る、2013年の素敵なインタビューがあったので載せておく。最後の日も、きっと美しかったんだろうな。

オルヴォワー。


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