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あなたの仕事でスパークする瞬間はどこですか?2/食とまなびのブログ

娘が小学校3年生だった頃。
ちゃお(月刊少女漫画雑誌)が欲しいと言い出した。
自分も小学生の時、コロコロコミックの発売日が待ち遠しくて、ワクワクしながら小銭を握りしめ本屋に行ったことを思い出した。

本屋の外で待つ。
ちゃおを胸に、両手で大事そうに抱えた娘が目をキラキラさせて小走りで来る。
「お父さん、ありがとね」
「よかったなぁ」
(こちらこそありがとう。この記憶だけで一生頑張れる(笑)

家に帰るとすぐに物凄い集中力で読み出す。
一心不乱に読む。
穴が空きそう。

数日後、懸賞ハガキを書く娘。
「ねぇねぇ、これ、なんて読むの?」
「これで合ってる?」
まだ汚い字だが、一生懸命書いている。
作者へのメッセージを何度も何度も書き直す。
その度に消ゴムで力一杯擦るから、私はハガキが破れないかヒヤヒヤしてしまう。


娘のこの気持ちは作者へ伝わるだろうか?

大量に送られてくるハガキ。
単なるマーケティングデータの1つとして処理されて終わるのだろうか?

たとえ伝わらなくても、娘をこういう気持ちにさせてくれた、作家さん、アシスタントさん、編集者さん、紙屋さん、インク屋さん、印刷屋の皆さん、製本に関わる皆さん、トラックで運んでくれた運ちゃん、本屋さん、大量の懸賞ハガキのデータを打ち込んでいるスタッフさん、その他大勢の皆さんのおかげで娘も、そして何よりも私自身が幸せです。
ありがとうございます。



仕事は必ずどこかの誰かが必要とするから存在する。
どこかで必ず価値を生む瞬間、スパークする瞬間がある。
娘が目をキラキラさせて小走りしてた瞬間がまさに。
期待でドキドキしながらポストに懸賞ハガキを入れて手を合わせている瞬間がまさに。

自分の仕事のスパークする瞬間を認識し、それを感じとること、感じ取れるように努力することが何よりも大切だと考える。

どんな仕事にも価値がある。

あなたの仕事のスパークする瞬間はどこですか?


私はそれを研修やコンサルを通してたくさんの人に伝えていきます。
笑顔作ります!


感謝します

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