サイボークになる、を読んで考えたこと
僕がこの本"サイボーグになる"で一番印象深かったのは、障害者の方が完璧な義足や補聴器を求めて、いわゆる健常者の体に戻りたい、とはあまり思っていないことだった。もちろん個人差はあるだろうが、生まれた時から足がない人であれば、そもそも元の体に戻りたいという発想もないだろうし、その体で生きてきたのだから、愛着のようなものもある。障害者の不完全さを一つのタグと捉えてそのまま受け入れて、社会や環境をテクノロジーで最適化してくれればいいのになぁ、と考えているのだ。勝手に規定した、"普通