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彼岸花、さすがに色あせてきた

 まだ咲き始めて数日なのに、もう濃い赤色が薄くなってきた。まだ3個ほどは、地中に埋まっているから、スッと茎を伸ばし、パッとしてくるとは思うものの、この二つの花とは、また一年のご無沙汰だ。地中で球根を増やし、もっと数を増やしてくれるとは思う。来秋まで、こちらも元気でいたい。

 明日から、この暑さも収まってくるらしい。NHK神戸支局のお天気お姉さん、現在、京大大学院、MHKの気象予報士と兼職。それも大変だろう。収入と社会経験、どっちも大事。大学院生も、国立も結構お金はかかるうえに、将来的に保証されたものとはいえない。なにが専門か鮮明ではないが、これからの人生も大変だと思う。

 振り返って、わが身を考えると、工業高校電気科、これを選んだのは、自分の性格、他人と合わさず、わが道を行くタイプは歴然。議論をすれば、理屈では負けない。滔滔とわが理論を講じる。しかし、それは日本人の社会では異端。理屈っぽい、屁理屈、生意気とかで排除や阻害される。

 まっ、B型の典型、反省しない。自ら顧みてなおくんば、千万人ともいえども我行かん(孟子)

 と決めて、得意科目とはまったく異なる工業高校で腕に技術とを考えた。しかし、得意の文系で生きてみたく、進路変更、大学文系を目指した。しかし、力及ばす、京都の某私立大学経済学部、気に入らず中退、再受験もうまくゆかず、引きこもり数年。捲土重来、いまでいう宅急便ドライバー、そしてエッセンシャルな公務員で39年、いまはお蔭で気楽な年金生活、その間も、予想どおりの厳しい職業生活。他人に嫌われ、ストレスと苦しみにひたすら埋没してしまった。

 ひとえに自己責任。時々、上司に恵まれ、諭されて、ゴルフ、酒はなんとか、しかし麻雀、パチンコは金が絡んで拒否。そんな意固地な人間。よくぞ定年・再任用、再就職(大学)、そしてアルバイト(郵政や元の職場)で収入が得られたものだ。

 だから、この彼岸花(曼殊沙華)、自分のことのように思える。

 自分が潰れては、生きている面白みもない。お大師様、ご照覧あれって。

もう一花さかせてみたい。なにしようかなという毎日です。

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