見出し画像

シニア証明、次々と。今日、初乗り

 まもなく古稀、70歳に、あと14日となった。敬愛する西行法師にあと2歳である。弘法大師
に、もう8年永く、生きさせていただいている。なお、弘法大師は、自ら入定(自死)されているから、実際の死亡年齢とは、異なる。私には、その覚悟はない。死ぬまで生きる。
 行政は、淡々と高齢者としての優遇制度と年齢の自覚を求めている。医療費の後期高齢者3割負担も決定し、将来的には、厳しいことを自覚せねばならない。少子高齢化だから已むをえないところである。
 さて、行政機関、一般的には、市役所から一昨日、路線バスの優待乗車券が送られてきた。市内を走るシティバス(100円を無料)、地域を走る路線バス(乗車距離運賃を一律110円)になるものである。
 私も、まもなく70歳、運転免許証も返納を視野に入れているが、奥様の要望(駅への送迎、買物、特に重いものの運搬)で運転続行の強い要望があることから、面鏡自体は継続したい。
 だが、数年前の飯塚幸三事件、あの池袋母子交通殺人やあっちこっちで頻繁に発生する交通事故、高齢者に限ったことではない、明日は我が身である。車を運転すると、人が変わる。危険性が残酷性に変貌する。危ない、気をつけようという思いが、かえって人間性を狂わせる、人間のもともと持っている特殊な性格かもしれない。
 また自動車の経済性、利便性とバスや鉄道のそれとの比較、燃費ガソリン1リットルでどれだけの距離を走るかよりも、ガソリン代だけでも距離を測ることが重要、概算で、19.5円/kmとしている。1km走るのに19.5円、ガソリン価格は常に変動しているし、時期によって、走行距離も変わる。遠くへ数人での車使用とバス・電車では、経費面では比較は必要である。
 自動車の危険性も加味すると、やはり公共交通機関利用が一番である。
 そこへ、この度のシティバス無料・路線バス110円は、大変ありがたい。安心して気楽に外出できる。
 ありがたい、ありがたい。
 もう数年前に行政からもらった介護保険、いずれはお世話になるだろう。
 年をとることは、しかたがない。
 闘うのではなく、上手に活用したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?