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書店が好き、本棚を眺めて回るのが大好き、あの匂い、あの感じが。酔いそう。

 昔から大好きだった。本屋さんが。
 高校時代、根っからの文系でありながら、性格や将来などのこと考えて、工業高校へ行った。好き放題ができた3年間、結果的には、良かった、愉しくはなかったが、実に有意義だった、思い出深い。
 一番よかったのは、下校途中、商店街に、大きな書店が3店あった。いろいろな本のコーナーを徘徊、巡り歩くの大好きだった。
 商店街を抜けて、自宅への通学路にも、本屋さん。別に、エロ本や週刊誌を見るわけでもない、田舎なので、補導員なんてのもいるやに聞いたが、全然、関係ない。喫茶店立入禁止の時代だったけれども、これも関心がない。
 工業高校電気科、男だけの社会、先生も生徒も。
 だけど、すっきりの社会
 いじめなんかない。あれば、実力行使あるのみ。先生も怖い。
 それでいいのではないか。
 本(読書)と映画、後半は受験勉強、いい青春だった。
 大学中退で、ひきこもり。これはこれで人生の一ページ。
 社会参加してからは、厳しい状況ながら、まずまず、いまは年金生活、孫二人も、ついに小学生、対で話す。そのうち酒を酌み交わすこともあるかもしれない。それはそれで。
 本屋棚巡り、ひとつの趣味、背表紙を見て、中身を見て、財布を見て、
いつか買いたい、読みたい、傍に置きたいなどと考えながら。
 高校でのクラブ、はじめヨット、次に登山、あわせてカメラ部、
ものにはならないが、いろいろ経験した。
 海が好き、山が好き、いまはコンデジ携行が常、
 女も好きだが、好きな相手には、相手にされない。
 しかし、時間と気力が大変だ、女は。
 ほどほどでいい。
 嫁さんには、適当なのが見つかった。
 もうすぐ70歳、健康で充実した人生を愉しみたい。
 今朝、眉毛に白髪が一本
 しかたないわ

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