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神戸学院大学グリーンフェスティバル、能「忠度」を観に行った。

 能は難しい。少し本を読んでも、平家物語が昔から好きで、平忠度なんとなく親近感があっても、能そのもの、まだまだ全然、理解できたとか、素晴らしいとか口にするのを憚られる。
 我が街の図書館と神戸学院大学のコラボで、地域講演会、地域の歴史とでもいうのか、大学国文学の教授が講演する、少人数で地域の文学についてのお話があった。そのついでに、その流れなのか、本物の能が公演された。
 ちなみ、このイベント、以前にも参加したことがある。
 そのときは、テレビでもよく出ていたピアノ演奏家の仲道郁代さん、有名なピアノ奏者を間近に見て、いまでも鮮明に思い出す。そのときも奥様連れ、今回も奥様とご一緒。
 事前に一週間前、事前レクチャーがあった。そして今日の開演前にも、また別の見方も踏まえて、説明があった。観劇というもの、ストーリーがわかれば面白くないとかのレベルではない、筋がわからないと全然、話にならない。ストーリーや流れがわかっていても、まだまだだ。
 能は、過去に二度ほど本物は観た。神戸長田神社で薪能、明石城公園での能、題目は忘れた。動物がらみの荒唐無稽な演目、前後の仕舞いや狂言もあったと記憶する。夏の暑い日の夜、ライトアップした公園での能だった。
 よくわからないというのが、そのときの感想、それで、しばらくプッツン。
 そして今回、難しくて理解にまでは至らないけども、時間が短く有意義に感じられた、また、行きたい、観たいとも思う。
 演目が平家物語の平忠度、滅び行く武者の和歌の素養の発露、哀しみと和歌への思い、そして自分自身の滅びなど日本文化の好きなパターンであった。
 まず能に慣れること。
 また勉強しよう。

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