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2024年2月16日(金)「内臓料理(動物)・爆肚とモツのしゃぶしゃぶ」

今日の東京は朝方は曇り、のち晴れ。
朝方の最低気温は7℃、日中の最高気温は13℃迄は上昇。
昨日よりも強い北風が吹いてますね。コレ、春二番?
気温も昨日の21℃から最高気温が10℃近くも低下してしまっているので、体調崩す方もいるのでは?と少々心配になります。体調管理、気を付けましょう。さて、

昨日は「有害鳥獣(ではないですが)・キジ」についてお届けしましたが、本日は「内臓料理(動物)・爆肚モツのしゃぶしゃぶ」について書いて行きたいと思います。

コレから書くハナシは全て、中国は北京で食べられるモツ料理のことについてです。
自分は無類のモツ好き、内臓好きでありまして、どの国を旅してもサカナ料理とモツ料理については徹底的に探して美味いモンにあり付けるように心掛けて(?)ます。
中国については回数にして3度、年数にすると語学をお勉強した台湾も含めて13年ホド駐在をしていましたので、食べ物や風俗習慣を含めて他の日本の方よりは多少色んなコト知っているのかな?と思います。そんな中国で食べた料理の中でも特に秀逸だと思っていたのが、タイトルにもある爆肚とモツのしゃぶしゃぶです。
あのレベルのモツ料理は、日本じゃあ食べられないのではないか?とも思えるホドのモノです。

爆肚もモツのしゃぶしゃぶも、その詳細については、最初にリンクを貼り付けた10年以上も前にやってたブログ記事をご覧戴きたいのですが、基本の原材料は同じモノであり、牛や羊の胃腸を中心とした内臓系。
爆肚の場合はお店でしゃぶしゃぶしてくれ単品料理で供されるのですが、モツのしゃぶしゃぶについては生のモツを供されて自分でしゃぶしゃぶするスタイル。ただ、ドチラかと言えば前者が一般的であり、後者のスタイルで出すお店は可也限定的だと思います(そんな中でも後者の名店と言われるお店は自分が知る限り「爆肚馮」と「金生隆」くらいか)。

ナニが素晴らしいかと言えば、その下処理なんですね。もうホントにキレイに下処理(殆ど磨いている?)をしてあるので、見た目がとっても美しく、艶やか。艶っぽいと言うのか、エロいと言うのか、と言うレベルです。日本で匹敵するモツがあるとすれば、鹿浜スタミナ苑かな(褒め過ぎ、かな?)。
牛の内臓ならば日本でもナンとかなるかも知れませんが、羊の内臓となると多分入手不能なレベルだと思います。だから、ホントに美味い爆肚やモツしゃぶを食いたくなったら、北京に行くしかないと思います。
何故か。皆さんはイメージ無いかも知れないけれども、この手の料理は漢民族のモノと言うよりも回教徒(≒イスラム教徒)のモノなんです。イスラム教徒と言うのは基本的にとってもキレイ好きであり、日に何度も行う礼拝の前にはキチンと手や顔を洗ってお清めをするし、中国で回教徒経営のレストラン等に入るとキレイに掃除がしてあってゴミなんて落ちてるコトは殆ど無いんです(どんなに田舎であっても、低級なお店であっても)。
そんなヒト達が下処理をしているのだから、汚いママにしておくハズも無い。モツの下処理って言うのは本当に手間が掛かるし、面倒臭い。キレイにするのはモノ凄く大変なんです(猟隊でモツ処理班担当してましたので、身に沁みて理解出来てます(笑))。

そんなキレイに下処理をされたモツ類をサッとお湯に潜らせ、基本的には胡麻ダレで食す。その胡麻ダレには好みに応じて香菜(パクチー)・ネギ・韮菜花醤(ニラペースト)・ニンニク・ラー油等を加えて。コレに白酒をグビリ。いやはや、シアワセなのですよ。牛は少々重たいカンジなのですが、羊の内臓の方がややお上品で軽いカンジがします(羊臭くてダメ、と言うヒトもいますが)。

日本だと精々牛のセンマイミノをしゃぶしゃぶして胡麻ダレで食すと言う、なんちゃって爆肚くらいしか食えませんが、ソレでも中々に美味いモンです。
東京でも良いセンマイやその他のモツが入手出来たら、なんちゃってレベルでも良いので、ご希望があればお出し出来ると良いですね。

今週はコレにて。
来週19日(月)は2番目の節気に入りますので、「二十四節気雨水(うすい)」について書いて行きたいと思います。
週末は寒さもまた緩んで気温上昇するようだし、雨は無さそうなので、お出掛けも良いかと思います。
良い週末をお過ごし下さい~!


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