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2024年9月30日(月)「未利用魚・ミノカサゴ」

今日の東京は終日ほぼ曇り(チョットだけ雨)。
朝方の最低気温は20℃割れ、日中の最高気温は24℃チョット迄しか上がらず。涼しい一日でした。
先週土曜日には二十四節気秋分の次項、七十二候の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」となりました。まぁ、最近は涼しくもなって来たので、そろそろヘビ等の爬虫類(虫と言うのはコレらを指す昔のコトバの模様)も冬眠支度に入る頃なのでしょうか(って、ソレでもまだ随分と早いように思いますが(笑))。さて、

先週末は「居酒屋で目指すべきSDGsって?」について書いてみましたが、本日は「未利用魚・ミノカサゴ」についてお届けしたいと思います。

ミノカサゴ。
アレです、水族館なんかに行くと見るコトの出来る花魁のような、赤いゼブラ模様でヒラヒラとした胸鰭や背鰭を持つ、やや派手目なカサゴの仲間。ダイバーなんかにも割と人気のあるサカナではないでしょうか?(以下写真はコチラから拝借しました)

海の中の花魁!

以前の「未利用魚・セトミノカサゴ」ではこのサカナよりも更に更にマイナーなモノをご紹介してて、ご本尊(?)のこのサカナを先にご紹介するのを忘れてました。
セトミノカサゴはミノカサゴほどは大きくならないし、トゲトゲもより多い為、市場価値としては全く高くなく、サイズもある程度あって食べ甲斐のあるコチラの方が市場では高値(と言うホドではありませんが)で取引されてます。
とは言え、流石にマイナー魚だけあって、豊洲市場等では見たコトは無いし、スーパーやデパ地下等でこのサカナが売られているのは見たコトはなく(御徒町の吉池や、小田原のヤオマサのような特殊な?魚屋さんは除く)、獲れた産地の市場や魚屋さん等で売られている程度でしょうか。

この魚は、日本沿岸では北海道から九州までの浅場の岩礁帯域で暮らしているようで、定置網等で混獲(?)されるコトが多いようです。世界的に見れば、朝鮮半島南岸からオーストラリアに掛けての太平洋でも漁獲されているようです(中国や韓国の市場で見掛けたコトは無かったような気はしますが…)。

基本的にはカサゴの仲間で、クセのない白身を持つサカナなので、美味いんです。が、多少の難点を言えば、背鰭に毒のあるトゲを持っていて少々危険であるコト、アタマでっかちで可食部分がソレほど多くはないコト(カサゴの仲間は皆そうですが)、身質がやや水っぽいコト、でしょうか。ただ、水っぽい身質については調理でカバーする方法は幾らでもあるので、全然問題にはなりませんね。

今回は実家帰省時のホームグランド市場である一色さかな村で1匹(20~25cm大)300円だったかな?で売られてたモノがありましたので、購入。
上述の通りやや水っぽい魚なのでホント言うと刺身には然程向いておらず、寧ろ昆布締め等で水分を出してから刺身にすると良いのですが、今回は刺身で。ソレでもソコソコ美味しいモンでした。

身質は水っぽいけど、刺身でもイケる。

お次は、定番の煮付。コレは水分多くても全然問題なく、美味しく戴きました。白身はホロホロ。美味いです。

煮付は身もホロホロで美味い!

ソレ以外でも、汁モノにしたり、揚げ物にしたりしてもイケます。全然フツーに美味しい。
纏まって数の入るサカナでもないので、手に入ればお店でも出すコトがあるかも知れません。

明日は「開業準備・会社設立に関する進捗状況」についてお届けしたいと思います。

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