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2024年5月30日(木)「有害鳥獣(ではないですが)・キンクロハジロ(メス)」

今日の豊田は午前中晴れ、午後は曇り、夕方以降時々雨。
朝方の最低気温は15℃、日中は29℃迄上昇。暑いですね。さて、

昨日は「開業準備・配達活用の是非」についてお届けしましたが、本日は「有害鳥獣(ではないですが)・キンクロハジロ(メス)」について書いて行きたいと思います。

キンクロハジロ。
あまり聞き慣れないカモですね。カモ類には大別するとマガモカルガモ等を代表選手とする陸鴨と海鴨の2種類あり、キンクロハジロは海鴨に分類されるカモです。ただ、ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬になると日本など南方に渡って来る渡り鳥(冬鳥)である点は、他の多くのカモ類と同様です。

そんなキンクロハジロ、狩猟者の間では味の悪い鴨と言うコトで、ある意味有名なんですね。恐らく、他の海鴨類と同様に、ヤツらは雑食性であり、水中に潜水して水底の貝類等の動物質も採食しているコトの影響もあるのではないかと考えられます。サカナの味がしたとか、レバーの味が強過ぎるとか、臭いとか言った評判?コメント?が多いようですね。

今回も山梨の河川近辺で獲れたヤツ(今回はメス)を猟友から戴きました。ありがたいこってす。
海鴨と言っても、海の無い山梨でも獲れるんですね。ヤツらは川のモノを捕食しては暮らしているようです。勿論、雑食性なので動物質以外にも水生植物なんかも食っているようです。なので、多くの狩猟者の方々が不味いマズいと言っていても、種としての不味いと言うよりも、食っているモノによる個体差も大きいのではないかと想像されます。

今回戴いたモノは上述の通りメスで、どの鴨でも同じなんですが、メスはそのお姿が地味なんですよね。特にキンクロハジロはスズガモのメスに良く似ていて、中々に判別がしづらい。決め手は小さい乍らもチョコンと出てた後頭部の冠羽(ポニーテール?)かな。

羽を毟り、解体したカンジは他のカモとほぼ同じ。お肉の感じは赤みが強く、食べる前からレバーっぽい味が強そうな印象。
今回も、そのモノの味を感じたかったコトもあって、シンプルに塩胡椒で。
不味くはないけれども、矢張りややクセ強な味わいで、レバーっぽい。サカナの味は感じられなかったけれども、かと言って旨味が強いワケでもない。悪くはないけれども、良くもない。敢えて希望して獲って食うモンでもないかな、と言うのが率直な感想。
あれば食うけど、積極的になる必要もないな、と思った次第。

明日は「醗酵食品・2024年の梅仕事」について書いて行きたいと思います。

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