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6月28日(水)「未利用魚・ユメカサゴ」

今日の豊田は曇りのち、夕方からは小雨。
最低気温は23℃、最高気温は33℃迄上昇。
今日は夕方から小雨が降り始めたものの、日中・午後は蒸し暑い一日で、夕方からやっと梅雨らしいお天気となりましたかな。さて、

昨日は「有害鳥獣・ニホンジカ(解体編)」についてお伝え致しましたが、今日は「未利用魚・ユメカサゴ」についてお伝えして行きたいと思います。

ユメカサゴ。
とっても、ロマンチックなネーミングだし、見てくれも割と美しいですね。
今回、タイトル的に「未利用魚・ユメカサゴ」とはしたものの、低利用魚・マイナー魚ではあるけれども、未利用と言うのは言い過ぎ感のあるおサカナでありましょうか。
とは言え、豊洲市場等で本種を見たコトは無いので、地方市場や漁港近くの魚屋さんで細々と売られている程度の種類なのかな、と思います(実際、今日行ったトヨタ生協の生鮮コーナーでも3匹400円で売られてたし(笑))。

ユメカサゴの属するメバル科と言うのは総じて美味いモノが多く、このユメカサゴについても例外ではありませぬ。見てくれ的には少々キチジ(キンキ)に似てなくも無いのですが、同じカサゴ亜目ではあるものの、キチジがキチジ科キチジ属であるのに対して、ユメカサゴはメバル科ユメカサゴ属なので、少々違うモノであると言えます(値段的には全然違いますが)。

このユメカサゴ、現在自分がホームグランド市場としている西浦鮮魚マーケット一色さかな村では良く売られていて、大体20㎝大のモノでも大抵は100円以下と言う安値で叩き売られています。
棲息域が深いトコロ(100~1,000m辺り)であると言うコトもあり、深海底引網に引っ掛かるようです(だから、西浦・一色で良く売られてるようです)。豊洲市場等では見掛けないのは、ソレだからなのかも知れません(豊洲市場で売られている深海メジャー魚は、ノドグロキンメダイアンコウ等のスター達がいますが、流石に本種は売られてないですね)。

かと言って味が悪いかと言うと、全然そんなコトは無く、刺身だと少々身が緩い感じがしないでもありませんが、煮たり焼いたりすれば、寧ろ美味いおサカナであると思います。こう言うサカナを放置してたり、安値で叩き売っていたりしたら、サカナが可哀想。こう言う魚を少しでも買い上げて、皆さんにも知って貰い、今後出来るだけ高値取引が出来るよう普及出来れば良いな、と考えています。
とまぁ、そんな崇高な考えに基づくモノと言うよりも、珍魚・マイナー魚が好きでソレを取り扱いたいだけ、と言う側面があることも否定は出来ませんが(笑)。
カンタンに入手が出来るのであれば、こういう珍魚・マイナー魚もメニューには入れたいなぁ、と考えています。

と言うことで、明日は「『ベジタリアンヴィーガンぺスカタリアン』について考える」をお届けしたいと思います。


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