見出し画像

2024年5月16日(木)「未利用魚・タケノコメバル」

今日の東京は早朝に小雨、午前は曇り、午後からは晴れ。
朝方の最低気温は15℃、日中の最高気温は26℃近く迄上昇。夏日でしたね。さて、

昨日は「内臓料理(動物)・鶏レバー」について書いて行きましたが、本日は「未利用魚・タケノコメバル」について書いて行きたいと思います。

タケノコメバル。
あんまり聞いたコトの無い名前のサカナですね。メバルで有名で比較的入手可能なのはウスメバルシロメバルでしょうが、タケノコとなると「ん?」ってカンジなのではないでしょうか?このメバルは市場にもあまり出回らないし、ましてやフツーの魚屋さんやスーパーなんかに並ぶコトは殆どないのではないでしょうかね。だから、フツーの方が知らないのも当然、な存在なんです(と言っても、この間の豊洲不定期パトロールで出てたのを見ましたが、ソレも珍しい)。

この名前の由来には2説があるようなんです。1つ目は筍が美味くなる頃に美味しくなるメバルであると言うモノ、もう1つが皮目の模様が筍の皮に似ているコト。ドチラの説にもそうだよね、と思わされる説得力はありますね。

上述の通り、中央卸売市場やそのヘンのスーパーなんかでは滅多に出回らないおサカナではありますが、帰省時の我がホームグランドである一色さかな村では時々活けのモノが売られています。この時季に偶々活けのモノが売られていたので、早速購入。20cm大の小さめのヤツ2匹で600円だったかな。メバルにしては、然程高いと言うワケではないですね。ソレもその筈、タケノコメバルは前述のウスメバルやシロメバルなんかに比べると、お味の方は然程旨味が強くないと言うか、傑出したモノがあまり見当たらないんですよね(とは言え、淡白な白身であって特に不味いと言うコトもありませんよ)。

見た目から言うと、メバルの仲間と言うよりもカサゴ寄りな風貌をしてますね(まぁ、メバルの仲間には結構色んな種類がいますからね)。
捌いた感触もメバルと言うよりもカサゴ。カサゴほど頭が大きいと言うカンジはないですが、全体的にイカついカンジ。

今回は刺身と塩焼で食うてみましたが、前評判通り、まぁフツーですね。メチャ旨と言うワケじゃあないけれど、不味いワケでもない。悪くはない、ってカンジでしょうか。

タケノコメバルの刺身。真っ白ですね。美味いコトは美味いです。
タケノコメバルの塩焼。コレも、悪くない。ちと、焼き過ぎました(汗)。

珍しいので、入手出来ればこの時季だと何となく季節感もあるし、悪くないかな。
明日は「醗酵飲料(日本酒)・日高見」について書いて行きたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?