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2024年3月1日(金)「有害鳥獣・ハシボソガラス」

今日の豊田は早朝は雨、明けてからは晴れ。風が強いですね。
朝方の最低気温は7℃、日中の最高気温は14℃超。気温的には多少は暖かくはなったものの、風は冷たいですねぇ。
時が経つのは誠に速いモノでありまして、今日から3月(弥生)。こんなんじゃあ、3月もスグに過ぎ去って行ってしまいそうですね。さて、

昨日は越後は妙高の「醗酵食品・かんずり(唐辛子味噌)」についてお届けしましたが、本日は「有害鳥獣・ハシボソガラス」についてお届けします。

ハシボソガラス。
聞いたコトありますかね?日本には、留鳥であるハシブトガラスとこのハシボソガラス、ソレに渡り鳥でもあるワタリガラス(北海道)・ミヤマガラスコクマルガラス(九州)の5種がいるとされてます。通常カラスと言えば、ハシブトとハシボソを指すコトが多いようです。
まぁ、一般的に良く見られるのは、ハシブトガラスなんですが、彼らは元々森林地帯の住人(鳥)であって都会を主な棲息域にしているヒト達ではなかったんですよ。トコロが、都市部ではエサが豊富であるコト、止まり木代わりの構造物が沢山あるコト、天敵がいないコト等もあり、近年では都市部への進出著しく、恐らく一番良く見られるのがコイツなんですね。繁華街でゴミ漁ったり、繁殖期にはヒトのアタマ突いたりと、やや迷惑な存在にもなってます。
一方のハシボソガラスは都市部を嫌い、高山帯にもおらず、田舎の河川敷だとか農耕地等の開けたトコロを棲息域としているようです。従い、猟友さんの標的になってくれて、今回も頂戴出来た、と言うワケです。

そんなハシボソガラスはハシブトガラスよりもやや小さめで、特徴的なのは矢張り嘴。その名の通りですが、ハシブトよりも嘴は細めです。ソレ以外では、ハシブトがぴょんぴょん飛ぶのに対して歩くとか、両方とも雑食性ではあるがハシボソの方が植物系を好む傾向が強いとか、鳴き声がカーカーではなく、やや濁り目のガーガーだったりとかで、チョットずつ異なるようです。

羽毛を剥いてみると、外見は真っ黒なのですが、皮膚に近いトコロにある短い羽毛は可也フワフワとした白くて柔らかな羽毛で、意外にも相当キモチの良いカンジで、ダウンにも使えそうな気がしたホドなのであります。
ただ、剥き終わってハダカにしてみると、小さい。マガモとハトの中間位の大きさで、渡り鳥ではないので胸肉(胸筋)もあまり発達していないし、鶏ほど腿肉も大きくはないので、可食部は少ない。肉質は、マガモと同様に完全な赤身肉ですね。雑食性でもあるので、捌いていて臭みがあるのかと思いきや、意外にも全くイヤなニオイ等は皆無。

ネットで事前に調べてみると、皮がゴムみたいに硬いとか、肉も硬いとか臭いとか色々と書いてはありますが、マズは自分で試してみないと。本来の味を確りと味わう為、確認する為に、基本の塩コショウ焼に。
確かに、皮は硬い。腿や手羽のお肉は硬く(少量しかないけど)、原始人が食べるように噛んで骨を引っ張って引き千切らないと、と言うカンジ。胸肉の方も決して柔らかいとは言えないものの、腿なんかよりはマシな程度。確りとした赤身肉であり、まぁ牛肉に似ていないとも言えないかな(牛肉ホドの旨味は無いけれど)。全然不味いと言うカンジは無く、食えないと言うホドではありません(好んで食う必要は無いのかも知れませんが(笑))。

全般的な感想としては、わざわざネットなんかで買って迄積極的に食いたい食材では無いですが、有害鳥獣を食べてモッタイナイを無くすと言う点では、あれば食っても良いかな、と言う程度の食材でしたかね。
リクエストあれば、お出しするコトもあるかもです。

と言うコトで、今週はココまで。
来週初には「醗酵飲料(日本酒)・醸し人九平治 うすにごり 黒田庄産 山田錦」についてお届けしたいと思います。
週末はまた冷え込むみたいなので、体調管理は確りと行い、風邪ひかぬようお心掛け下さりませ。良い週末をお過ごし下さい~!


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