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5月4日(木)基本コンセプト②「有害鳥獣(ジビエ)」

今日は朝からお出掛け。
アチコチ立ち寄り乍ら、夕方に岡山入り。
豊田の最低気温は12℃、最高気温は25℃で、日中はもう夏ですね。暦上は明日から立夏なので、ホント夏です。さて、

昨日は基本コンセプト①「未利用魚」についてのお話しをしましたので、今日は②「有害鳥獣(ジビエ)」について。
一般的に日本に於ける有害鳥獣と言うと、熊・猪・鹿・カラス等のヒトや家畜・農作物等に被害を与える鳥獣を指します。
彼らだって好きで害を及ぼしているワケではなく、生きる為にそうしちゃってるのですが、一応人間の立場から見ると、農作物等を食い荒らす悪いヤツら、と言うことで「有害」な動物とのレッテルを貼って駆除したりしている訳であります。

元々自分は釣りや採集活動が好きだった訳ですが、ソレが高じて(?)4度目の海外駐在で韓国に赴任する迄の約3シーズン(2017~2019年)、猟銃所持許可と銃猟免許を取得して山梨の猟隊に所属して巻き狩りで毎週毎週シカやイノシシ猟に参加していました。
勿論、その近辺にも猪や鹿は沢山いて、農作物を食い荒らすモンだから、猟期(山梨の場合11月15日~3月15日迄)以外でも有害鳥獣駆除として、その猟隊では獲物の追い出しを掛ける犬が暑さでへばってしまう8月以外は年中捕獲活動に従事していました。
大抵毎週1つ2つは獲れる訳ですが(偶に空振りもありましたが)、都度猟隊メンバーで解体し、解体後のお肉は所謂「マタギ勘定」と言うヤツで、獲ったヒトも、外したヒトも、結果的に何も出来なかったヒトも全て平等に分けるんです。流石に、保健所認可の解体処理施設ではないので、飽く迄も個人利用且つ自己責任でお持ち帰りし、食べてました。

でも、一般的には駆除された有害鳥獣の約9割は廃棄処分されている、と言うのが実態なのだそうです。自分が所属していた猟隊では廃棄や焼却するようなコトはしてませんでしたが、統計上は流通ルートに乗せている訳ではないので、その9割の方に分類されてしまっているのだとは思いますが。

勿体ない派の自分としては、コレはなんとかせにゃあならん!と思う訳です。
妄想段階の更に先の妄想を話せば、将来的には自身で保健所認可の解体処理施設を持ち、キチンとした手段・手順で捕獲・放血・解体処理・保存をしたお肉を流通させたり、自分のお店で出せたり出来たら良いな、と考えています。コレが基本コンセプト②としている「有害鳥獣(ジビエ)」についての考え方なのであります。

具体的には、獣系で言えば熊・猪・鹿等のメジャー級ジビエ、それら以外でもアナグマ(コレは美味い)やタヌキ(臭い説ありますが)、ウサギ等、鳥系で言えばマガモ・キジ・ヤマドリなんか良いですね。

自身の解体処理施設を立ち上げる迄は外部調達に頼らざるを得ないと思いますが、全国各地に頑張って駆除活動に参加し、ソレらを無駄にすることなく流通させている方々はおられますので、まずはその方々のお肉を購入・取り寄せ→調理から着手したいと考えているのであります。
コレぞ、と言う猟師の方、業者の方をご存じでしたら、是非ご紹介戴ければと思います!(勿論、自己開拓で既に何件かの方々にはコンタクト取り始めていますが)

と言うことで、明日は基本コンセプト③醗酵(食品・飲料等)についてお話しさせて戴く予定です~。


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