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8月30日(水)「未利用魚・マツカサウオ」

今日の豊田も晴れ。
最低気温は25℃、最高気温は34℃。
そう言えば、一昨日のPC起動しなかったせいで忘れてましたが、28日からは二十四節気処暑の次項、七十二候の「天地始粛(てんちはじめてさむし)」(暑さの勢いが落ち着く時季)になってました。まだまだ、暑さの勢いは衰えそうにはありませんが(ちょっと落ち着いては来てるかも)、「さむし」と言うにはホド遠い感はありますね。さて、

昨日は「コスパ・タイパ・生産性向上の為のChatGPT活用について」を書いてみましたが、今回は「未利用魚・マツカサウオ」について書いて行きます。半分は、ChatGPT使ってドラフトしてます。

マツカサウオ。
このサカナは、ドチラかと言うと食用と言うよりも、ダイバーや観賞魚マニアの間で人気のおサカナでありまして、食用として買うヒトは殆どいません(ってか、食用として売られているトコロも殆ど無いといっても過言じゃないかな)。
と言うのも、漁師が狙って獲れる魚ではないし、獲れたとしても歩留まりが悪い小さなサカナだし、且つ硬いウロコを持っているので捌き難いので、食べるのにも一苦労。中々王道を行く未利用魚だとも言えます。従い、豊洲市場等の中央卸売市場や地方の卸売市場でも見かけたコトは無いですかね。
ただ。上述の通り観賞魚としては比較的人気のあるおサカナでもあり、活きたモノであれば5~6,000円程度はするんじゃないですかね。
黄色い体にまるで網タイツでも履いているかのような黒縁のウロコ、丸みを帯びてずんぐりむっくりとした愛嬌のあるカタチ格好、チョット機械っぽいお顔立ちに、凛々しい立ち姿(笑)。人気あるのが分かります。ソレだけじゃなくて下顎には発光バクテリアを共生させているので、暗闇では光るんです。そのクセ、詳細な生態についてはまだまだ謎の部分も多いようで、とってもミステリアスなおサカナでもあるようです。

そんなマツカサウオ、上述の通り一般の地方卸売市場やスーパーなんかで売られているコトはほぼ皆無なのですが、一色さかな村辺りでは時々活けモノもあるし、アガリ(死んでしまったヤツ)も売られています。しかも、1匹300円とかで(笑)。

このサカナ、とんでもなく硬~いウロコに覆われていて解体処理するにも一苦労な魚であるだけではなく、以前ご紹介の「未利用魚・ギマ」と同じように、コレまた硬~い胸鰭を持っていて、胸鰭2点とお尻1点で3点倒立?する、立つんです(ソレが冒頭写真の通り)。凛々しいですね。
従い、ウロコ引いて皮を剥いで3枚おろしにする、と言うのは中々に出来づらく、従って刺身にするには可也の苦労を余儀なくされる、と言う面倒なおサカナなのであります(仮にソレが出来たとしても、刺身としての可食部はホンのごく僅か(泣))。
ラクして食おうと思えば、その完全防備で固められたウロコを引くのを諦めて、カラが付いたまま丸焼にすると言うのが一番カンタンな調理法ですかね。
この丸焼だと蒸焼されるかのように焼き上げられ、ペリペリと楽に剥ぎ取るコトの出来る皮を除けば、甘くてお上品な白身がとっても美味なのでありますよ。
まぁ、元が小さなサカナだけに、そうしたとしても可食部は決して多いワケではありませんが、概して美味いサカナだと言え、実は漁師さん達の中でも人気のある魚であると言うことも納得出来るモノです。

ダイバーや観賞魚マニアには申し訳ないけれども、仮に入手が出来るのであれば、丸焼きにして供したいおサカナの一つであります。
と言うコトで、本日はコレまで。

明日は「醗酵食品・三河の白醤油白たまり白だし」についてお届けする予定です。


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