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赤坂真理さんと上祐さんのトーク

まずはこれ、おもしろい。

12月7日まで視聴できるそうなので、ぜひ見て欲しい。
お金を払う価値はある。

赤坂真理さんは「愛と性と生存のはなし」という本を先日出版した作家さん。上祐史浩さんは、いわずもがな、元オウム真理教のスポークスマン「ああ言えば上祐」の上祐さん。

まずはこういうトークを配信すると言うロフト/ツイキャスはすごい。

上祐さんという、誰も経験したことのないような経験をした人は、今世ではすごいジャーニーをしたんだろうと思う。が、最終的には委ねた。委ねるのがうまかった。このあたりもこのトークで語られる「男性性の欠如」というか、上祐さんご本人が中性的なカラーなのかも。
麻原氏は不器用。上祐氏は器用。
上祐さんは「うまい」「無駄がない」
 
上祐ウォッチャーとしても、このツイキャスは私にはとても面白かった。

私、昔上祐さんファンだったんだよね。何がって、顔が好みだったから。
だけど、今はすんごい頼まれても付き合わないだろうなあ(いや、128%ほどの確率でそんなことは頼まれないと思う)。
ま、歳、とったわね、お互いに(いや、そもそもアチラは私を知らない)。

すごい長いんだけど、2回見た。1回目の印象と2回目と違った。
1回目では、上祐ショーに拒否反応をした。私はレクチャーを受けたいのではない。頭の良さが際立ちすぎるのがまあ、損なのかもしれない。
そんな彼のトーク内での存在のし方が今いち理解できなかったのだ。
というのは、死ねよと言われるすごいところから回復してきたときに、おひょいさん(故・藤村俊二さん)のようにひょうひょうとしているので、わかりにくい。実は私と同じ特性を持っている(笑)

だけど、もう一回ちゃんと見たら、それが見て取れておもしろかった。こういうところもオンラインっていいよねー。

まずは私がこれを見て、一番最初に赤坂真理さんの勇気に感動した。
それは上祐さんをここに持って来たという意味の勇気でけではなく、相手が誰であれ、相手の前で、完全に自分でいる、そして言いたいことは全て言う、という勇気だ。その彼女のエネルギーが好き。 

そして、赤坂さんという深い懐を得て(赤坂さん自身もベイビーでも年寄りシャーマンでもあったりする)、楽しく自分の言いたいことを全部言う、頭のよさを全部ひけらかしていい、やんちゃ坊主がジイさんになってきた上祐カラー。
  
私のエゴが言うには上祐さんに関しては、実はもっと裸の上祐さんを見たかったんだ。だから正直言うとガッカリしたのだが、それは私が火事現場で泣いている少女を見て一緒に泣きたいのと同じ論理なので、上祐さんのせいでは1ミリもない。私の「同情したいエゴ」だから。なので、彼の在り方は正しいのだけども。

彼のいいたいことの一つには「多面的な物の見方をすると、傷は傷ではなく強みになる」と言うことだと思うんだ。ある意味、上祐さんは超えたのだろう。
 
全てはLight and Shadow. 私たちが貼るレッテルを、個人的な解釈と個人的な情緒で受け取る側が反応する。そこは私も最も好きな論点であり、ここをしっかりやるから5リズムが好きなんだけれど、そこがこの上祐さんのトークでは、ご本人がおっしゃるほどにガシンと響かなかったのはなぜだろう?
 
やっぱりさ、皆ほとけであり、皆神である、という言葉は80歳越えのお坊さんが言ってしんみりするんだけど、上祐さんは、多面的な物の見方ができる抽象的観点の頭のよさから、そこをスっとかすめて通っちゃう気がした。
 
また、多面的観点があると、痛みに麻痺する。
例えば、毎日死に立ち向かう看護婦さんが毎回泣いていたら仕事になり得ないのと同じで、そこは麻痺する。
痛みが多すぎる人は痛みに対して強くなる。強くなるのにもかかわらずイコールある意味痛みに麻痺してしまっている。それがサバイバル本能なんだけど、本当の本当になったとき(何もかもそげ落とされた自分になった時)、そのかしこさとか強さとかサバイバル能力ってジャマしないのかな?とも思ったり。スターの定めにも似たような、そんな感覚。

うちは父が90歳になり、母は入院中で、どちらがいつどうなってもおかしくない。そしてコロナ対策のおかげで面会は父ですら許されない中、私が今帰って来たって「どうにもならないから諦めなさい」と父も言う。それでも振り払って帰ることも可能だが、帰らずにロサンゼルスで夫と子犬と楽しく暮らす選択を私がしているということは、私はどこかで親を失う痛みに麻酔を打っている。
 
自殺して当たり前と世間に言われた人や、公に出る人にとっては、それらに似た質の痛みの痺れがあるんじゃないのかな、とも思った。
 
今ならね、上祐さんと話すのではなく、踊りたい。すると、体を動かして限界に行くことからのエクスタティックな別な麻酔がかかり気持ちよくもなるけれど、「魂の奥の本当も解けてくる」。
でも「本当に踊ると」という条件付きだよ。
テケテケで踊ってたらそれは出ない。
もし上祐さんが一緒に踊ってくれると言ったら、私は鬼女教師みたいにムチ持って「全人生をかけてこの曲を真面目に踊りさいっ!」って言わせてもらいたい。
 
この3時間に及ぶ長いトークを「即興のダンス」として見ていくと、赤坂まりぽは本気なのだ。オーセンティックなのだ。
上祐さんは、軽いステップでこなしている。そんな気がしたのだ。
それが絶望を乗り越えたあとのものなのか、麻痺したものなのか、そこに少し興味がある。
だから、彼と踊りたいと思ったんだよね。
 
苫米地さんとかもそうだけど、昔はドバーっとしたパフォーマンスとかショーとかディベートできる人がよかった。
だけど、時代が変わり、本当しか伝わらなくなると、こういうパフォーマーは淘汰される。そこを上祐さん自体もわかっておられるとは思うんだけど、やっぱり本気は隠されてる感じするんだよね。私と同じで、弱いのかもね。
  
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