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日本で買えるロシア

ソ連時代は「ベリョースカ」というソ連国内の外貨専門お土産のお店と同じ名前のお店が東京や大阪にあって、食べきれないおっきな瓶のコケモモジャムとか現地でしか買えないウオッカや、ワインと言えばフランスのものより断然美味しいと今でも思うグルジア(ジョージア)のムクザニとかいつでもかえて、すごく重宝していたのだけど、今は無く。。

現地旅行の終わりくらいのハバロフスクで絶対おすすめ、って教えてもらった「Путитье молоко」(”鳥のミルク”・あり得ない美味しさみたいな意味になるよね)というチョコレートを買って帰ってきて。
まぁお菓子はやっぱり日本のものが美味しいのだけど、このチョコレートは確かに美味かった。めちゃ美味かった。多分かなり思い出美化されているが、今どうやっても手に入らないので余計美化されるよね。美味かった。
もう一度食べたい、となってロシア、チョコレートで探して見つけたのが

「ロシアチョコ・マツヤ」

お祖父様が本場の職人(ショコラティエ、よね)より直伝の味を今に伝えるというお店。通販もやっていて、節目、お祝いに何度か利用させてもらっているけれども、一粒ひと粒手作りということもあって味の上に「味」がある。何とも素朴な甘さ。そこに「ロシアっぽさ」を感じながら、包み紙にもロシア文字、パッケージもお馴染み、マトリョちゃん!

食べ終わって捨てるのがもったいないというか、かわいそうなので置いとく

今年のホワイトデーに採用して、自分が「ロシアマニア」だということをこれから徐々にカミングアウトしていく。

日本で買える「ロシアもの」として、もう一つ挙げておこう。

前にも話題にしたかもしれないが、ここ

「サンドリヨン」

シベリア鉄道でも現地ホテルでも、朝食には必ずあった食べ放題の黒パン。酸っぱい、ライ麦の黒パン。アルプスの少女ハイジがあんまり好きじゃなかった黒パンはドイツのものっぽいが、それよりももっと「素朴」「酸っぱくてボソボソ」の黒パン。
あれがもう一度食べたくて、大阪中のベーカリーを探してやっと一軒見つけた、味的に非常に近いドイツ黒パンのお店

美味しい。だが、美味しすぎるのだ。美味しくて、同じ大阪でも職場からは電車賃もかかるし、徒歩で結構歩く場所なのでしょっちゅう行けないけども定期的に食べたくなって買いに行っていた。
でも、これじゃない。

そしてネット上で見つけたのが上の「サンドリヨン」だった。
ここのは「これだ!」と唸るほどの近さ。酸っぱさもボソボソ感も、一度にそんなにたくさん食べられない、すぐ飽きがきてしまう感もすごく本場のものに近い。(飽きがくるというのは褒め言葉。密度がすごいのだ。しかもすぐにもう一度食べたくなってしまう、薬物的禁断症状も本場ものに近い)

紹介したお店がどちらも日本海側に面した場所にある、ロシアが本当に隣にあるような場所にある、というのがまた感慨深い。

こんな時代だけど、こんな記事があっても良いじゃないか。ね。

というか、上の二つのお店、ホームページがうまく表示できないほど、少し古い感じなのかな。。私が作るとしたら。。を考えると修行が捗りそうだ。

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