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16.一方、野球の現場では?

理学療法士の専門学校の後半は実習が続きます。そうした期間が訪れるタイミングで、フィットネスクラブのアルバイトは終了。

最大の連携の発揮?

専門学校での最終学年の7月。ある日の授業後に携帯電話を見ると、何本もの着信が入っておりました。当時はすでに、ケガ人で困ったときには、例の整形外科クリニックにを受診することを選手にも勧めていました。もちろん、野球部の監督も承認で。

着信の正体は?

監督とクリニック。この両者から何件かずつ入っていたのです。そんなの嫌な予感しかないです。案の定、ケガ人が出たとのこと。その時は夏の大会の開会式が終わり、1回戦を迎える前というタイミングでした。ケガをした選手は、背番号1を背負ったエース投手。ケガは膝の靭帯損傷。

絶望の中にあったもの?

それからというもの、該当選手と一緒に何度もクリニックに足を運びました。クリニックで施される処置の上で、私が現場に持ち帰ってやることの指示をもらい、その投手の状態が少しでも良くなるように環境を総動員。諦めることは簡単ですが、彼が前を向くことはチームのプラスになるはず。

果たして結果は?

彼が試合で登板をすることはありませんでした。しかし、大会の後半では投げる準備のためにブルペンに入ることはできていました。また、背番号10を付けた二番手投手をはじめ、他の選手が奮起をしたこともあり、チームは大躍進を遂げることができました。投げることができなかった彼にとっては不完全燃焼だったかもしれませんが、彼がいたからこその大躍進だったはず。

まとめ

その大会後に、クリニックのスタッフと飲みに行く場がありました。そこでの会話が、またまた私の人生を大きく動かしました。

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