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勉強のお供アイテム(物)

弁理士試験の勉強には様々なアイテムが必要です。
ここでは、参考書以外のアイテムについて書こうと思います。

「キッチンタイマー」
 別記事でも書きましたが、本試験には時間制限があるため、「アウトプットの質」に加えて「速度」の面からも考える必要があります。 
また、勉強のやる気スイッチを入れる、休憩までの時間を計るアイテムとして、長い間お供アイテムでした。

「付箋」
 短答試験の対策として、過去問を何度も繰り返して解く必要があります。ここで、解けない問題や理解不能な問題に付箋をつけて、とりあえず先に進み問題のパターンの全体像をとらえるという場面が出てきます。
この場合、上記の問題に付箋をつけて、また戻ってくるときの目印にします。勉強の始めたての頃は付箋だらけで、過去問の本の側面がライオンの頭のようになりました。
付箋の質に特にこだわりがなければ、「100円ショップ」にも、それなりの枚数がある付箋が販売されています。付箋でテンションを上げたい!という人は、こだわりの品を使ってもよいかもしれません。私は主に100円ショップの物を使っていました。

「ボールペンなど」
 短答試験では、鉛筆によるマークシート式ですが、論文試験では黒または青のボールペンなど(または万年筆)で解答を記入する必要があり、特実でA3両面で2枚、意匠で1枚、商標で1枚の量を記載する必要があります。
また、論文試験の練習としてかなりの量をボールペン等で書く必要があります。このIT時代に手書きをすることが少なくなった現代人にはかなり大変な作業です。
初期には腱鞘炎一歩手前になる人が沢山出るらしいです。

よって、自分に合ったボールペン(又は万年筆)を早めに見極める必要があります。何本か購入してみて自分に合ったものを見つけてください。
私は最初は「ジェットストリーム」の0.5mm(芯の太さ)から始めて0.7mm,1.0mmと試し、最終的にはPILOTの「ドクターグリップ」に落ち着きました。(予備として、ジェットストリームは何本か控えていました)
基本的は、芯の太さの数字が大きくなるほど、なめらかな書き味になります(その分インクの消耗も激しい)。
また、資金に余裕があるならば万年筆もおススメですが、書き味や、インクの乾き方にもそれぞれ癖があるので、実際の用紙に書いてみて感触を確かめることをおススメします。

「熱で消えるインク&アイロン」
 主に短答試験や論文試験の過去問の繰り返しの際に「フリクションボール」の筆記具を使って問題を解いていました。問題の読み飛ばしを避ける意味でも、問題文に直接書き込みをします。そうすると、2回目以降はその書き込みが残ってしまい、ヒントになってしまうことがあります。
そこで、「フリクション」の筆記具で解答し、全部解き終わったら、過去問集にアイロンをかけて一気に消すということをしていました。過去問集は結構なページがあるかもしれませんが、アイロンをかければ数ページ分一気に消えるため、そこまで面倒な作業ではありませんでした。

「蛍光ペン」
 特に論文の試験を解くときや、工業所有権法逐条解説(青本)にマーキングをする際に、使っていました。
色は、5色ほど揃えました(桃、オレンジ、緑、黄、青)。 色の使い方はいろいろな流派があると思いますが、自分の好きなように塗ればよいと思います。私は、桃→権利者など、オレンジ→権利者に準ずる者など、緑→趣旨、理由付け、黄色→第三者的、時期、青→侵害者等、その他悪いイメージとしていました。
 蛍光ペンを塗ることによって、視認性があがることはもちろんなのですが、違う視点として「ここを何色に塗るべきか」ということを考える機会があるということも大きいかと思います。
 蛍光ペンも様々なメーカーからでているので、好みのペンを選択するがよいと思います。私もいろいろな蛍光ペンを使い比べて、「蛍コート」に落ち着きました。

「単語帳」
 短答の時には使いませんでしたが、論文試験の時に使用しました。論文試験では条文の趣旨を書かせることがあります。
この趣旨がなかなか曲者で、覚えることが困難でした。趣旨はおおよそ青本に記載されているのですが、この趣旨を単語帳の裏面に書き込み、表面にその趣旨を答えさせるような問題を書きました。 これも、単語帳を見返して記憶の定着を図るという側面とは別に、その趣旨をこたえさせるために「どのような問題をつくるか」という観点が得られたという点も大きかったと思います。

あなたの、勉強のお供アイテムは何でしたでしょうか?

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