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25歳で英語力0から渡米、アメリカで俳優になった僕の学んだ事

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25歳の時に夢を追って英語が全く喋れないのに、ましてや芝居もろくに出来ないのに単身渡米し、俳優を志した男です。そして30歳でアメリカ映画俳優組合SAG AFTRAに入る資格をもら…
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2019年2月の記事一覧

俳優として働く - 日本とアメリカの芸能事務所やマネージャーの違い -

 日本とアメリカでの俳優としての活動の違いについて。  まず大きな違いは、日本は事務所がタレントという商品を売ってビジネスをします。  大きな事務所に所属するハリウッドのスター達は例外に置いておいて、アメリカの多くの俳優は自分で自分という商品を売って、自分で仕事を取ります。自分が3回!!笑  日本の業界にいた時の事を思えば、マネージャーという人達は本当に大変だなぁーと思います。細かい内部まではここで話せませんが。日本のマネージャーさん達は凄いと思います。  日本ではタ

俳優を目指す人へ 〜アメリカの学生映画の可能性〜

 アメリカの学生映画について書いてみようと思います。  アメリカの学生映画は馬鹿に出来ないくらい大きな可能性を持っています。  まず考えてみると、ハリウッドやアメリカのテレビで働いているフィルムメイカー達は殆どみんな大学などで映画を学んで、いま活躍している訳です。その人達も学生時代に作品をバシバシ作って学び、キャリアを作り上がってきたんです。  なので例えば、その若い才能達とのコネクションは、長い目で見たら大きなコネクションに成り得るのです。  実際に俳優の先輩から聞

ニューヨーク俳優の僕が見たアメリカのテレビ業界のシーズン-パイロットシーズン-

アメリカのテレビ業界ではパイロットシーズンというものがあります。 年始から春にかけて(1月から4月頃)のシーズンをこう呼ぶのですが、この期間は業界がもの凄く忙しくなります。 我々俳優にとって一番チャンスの多い大切なシーズンなのです! これは作品の実験期間の様なもので、 この期間にHBO, NetFlix, Hulu, Amazonなどなどの各メディアは秋からシリーズ化する作品を選ぶのです。 こうやって準備期間を作り、選ばれた作品を世に送り出して行く課程があるからアメ

ニューヨークアクター MASAYA OKUBO

大久保全也(おおくぼまさや)、ニューヨークで俳優をしています。 本当はゼロから異世界生活を始めたかったです、出来るものなら。 25歳でゼロから始めてニューヨークで少しづつ俳優で生活出来るようになり始め、これまで学んだことやこれから経験することをちょっとずつ書いていこうかなと思います。 俳優というと日本では職業として一般に認められているのでしょうか? あまりそうは感じなかった、というよりは有名な人のみ認められているという感じ。 アメリカは業界がデカいからかもしれないけど