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生活の哲学

生活から浮き上がってくる考察、執筆・仕事の方法、読んだもの見たものの批評などを連想的つながりで掲載していきます。Twitterでは十分に書けない考察の背景や補足情報も書こうと思い…
日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書…
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#哲学

無人の時代、人類史を考える

2023年はAI元年として記憶されるだろう、と僕は何度かエッセイなどで書いた。ChatGPTが世を騒…

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千葉雅也
2日前
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想像力と類似

想像力とは何だろうか。 しばしば、想像力を広げると言われるように、それは、出発点から離れ…

千葉雅也
10日前
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ファッションについて:個性と匿名性のジレンマ

ファッションについて書いてみる。 服のことを大きく捉えると、それは「ファッション」と呼ば…

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千葉雅也
2週間前
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哲学の考察

これまで様々なテーマを扱ってきたが、多くの場合で、何かを「限定する」ことについて考えてき…

千葉雅也
3週間前
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歴史について(京都新聞連載14)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2023年12月。 * 今年は、ChatGPTが登場したこ…

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千葉雅也
1か月前
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哲学とは何かをちょっと考えてみる

哲学について思うところをちょっと。 ある時期から、哲学者と名乗ることを、まあ、べつにいい…

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千葉雅也
1か月前
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批評の権利(京都新聞連載13)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2023年10月。 * 最近、昔書いた授業のレポートを読み返していたのだが、大学3年くらいまで僕は、批評とは何かを考えようとしていた。批評について原理的に考えること、それを「メタ批評論」と呼んでいた。そのレポートは力がこもったものだったが、当時はどの先生も放任主義だったので、それを研究に育てていくサポートは得られなかった。 結果として、哲学の訓練をすることになり、ジル・ドゥルーズが専門になった。そうして大学院の年月を過ごした後、

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書き方概論

なんとなく浮かんだイメージ、フレーズ、考えの糸の絡まりみたいなものをまず書いてしまう。出…

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千葉雅也
3か月前
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今後の予定を考える

芸術論は再校の締め切りが今週末。月曜に印刷所に入り、それで完了だが、どうしてもという直し…

千葉雅也
3か月前
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機械学習から見たドゥルーズのカント批判

とりあえずのスケッチとして書く。間違いがあるかもしれないが、とりあえず考えたことである。…

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千葉雅也
3か月前
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本づくりの最終段階

現在、1月30日、23時になる前。この一年の一番大きな仕事である芸術論の本が、明日、31日に入…

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千葉雅也
4か月前
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変換すること

何かを変換するのである。それが作品をつくるということだ。では変換とはどういうことだろうか…

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千葉雅也
4か月前
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時間、年末

昨年もそうだったのかもしれないけれど、世の中が急速に変わっていく激動の一年で、そのなかで…

千葉雅也
5か月前
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自動生成の時代と人間の行方

連ツイ(などという言い方をまだしているのだが)を元にして、やや一年の振り返り的なエッセイを書いてみる。 コロナ禍が終わったわけではないが、今度は、ChatGPTである。やはり今年はそれが大きくて、『2024年の論点100』(文藝春秋)での國分さんとの対談もそれがテーマになった。 自動生成が人間と社会をどう変えるか、というより、人間において「生成的なもの」をどう考えるか、という思考がさらに賦活された。

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