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矢印は常に自分

海外でサッカーをプレーしてきて数年経つが、自分自身に矢印を向け続けることの重要性を改めて実感している。

海外ではサッカーのプレー中、生活をする上では思い通りにいかないことがほとんどで、予定通りに物事が進むことはまずない。不規則な事態、環境にどう上手く付き合っていくか、自分の成長に繋げられるかが結果をだしていくことに繋がる。

ストレスが溜まることも多々ある。
今でも愚痴ってしまうこともあるが、うまくいかない時こそ「成長できるチャンスだ!」とポジティブな要素に変換していかるか、そこに人間的な強さが求められると感じる。


数年前の自分は練習や試合中ですらうまくいかないたびに日本語でブツブツ愚痴ったり、周りの環境や人のせいにしていた。
今になって現地の人間の立場になって客観視して考えると本当にダサかったし、何様なんだよ、日本に帰れよって思う。

海外のチームで契約してプレーさせてもらってる以上、あくまで外国人選手という助っ人としてプレーしているわけで個人、チームが上手くいっていない時に現地のチームメートや監督、環境のせいにするのはナンセンスだし、お金をもらって契約してプレーしている以上、外国人選手としてチームを勝たせる責任がある。
それを承知で異国の地でプレーしているわけで、サッカーのレベルという観点だけを求めているのなら日本でプレーすればいい話である。

そもそも実力があればもっといい環境のチームに在籍しているはずで自分の実力のなさを棚に上げて周りの文句をたれるのはあまりにもカッコ悪い。


今思うと自分には覚悟が足りてなかった。
他責にするのは簡単でなにより楽で居心地がいい。自分が頑張らなくていいから。
言葉は伝わらないが現地の人間を卑下するような雰囲気は確実に伝わる。
本当にチームを勝たせたい、結果をだしたいと思っているのであれば、自ずと自分に矢印を向けて行動していく。もし自分がトップレベルの選手であればどんな状況であれ結果はだせるはずだし、味方に檄を飛ばしたり自分の意思を伝えたいのであれば現地の言葉を勉強して伝えればいい。何かしらのアクションは起こせるはず。
すなわち周りのせいにしているうちは信念が足りないのと同時にまだまだ自分に甘えている段階なんだなと。


自分の人生を振り返ると上手くいかないたびに誰かのせいにしてきたことが多かったように思う。
言葉ではわかっているが実際に体験することで初めて心底わかることもある。
もし海外に来てなかったら一生、人のせいにする人生だったかもしれない。
そういう面では海外に来てよかったし、改めて挑戦できることやサッカーに感謝したい。


上手くいかないときほど人としての真価は問われる。その時にどれだけ一歩引いて自分と向き合えるか。矢印を自分に向けて頑張ることをやめない限りいつまでも成長し続けられる。前ほどではないがまだまだ外側に目が向いてしまう瞬間が多々ある。
その度に自分の伸び代を感じるし今回書いたことを思い出して、自分の成長に繋げていきたいと思う。




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