エストニアに行ってきた②
電子政府といえばエストニア。日本の政府もエストニア視察によく行っているそうです。これから始まるGbizIDもこちらの資料を見るとエストニア のXroadをとても意識しています。
「平成30年度経済産業省デジタルプラットフォーム構築事業(官民におけるデータ交換基盤の構築に向けた調査等事業)」報告書
エストニアに行けば日本の未来を何か感じられるかもしれない!!
ってことでエストニアに行ってきました。
ここが変だよ、日本人!!
今回の視察ツアーは通訳同行です。視察先の会計事務所や企業は日本の文化や電子政府はほとんど知りませんが、通訳の方は日本で数年の滞在経験がある方。日本とエストニアの比較をわかりやすく説明していただきました。
まず、マイナンバーとエストニアのID番号比較ですが、
エストニアのID番号は他人に知られても問題ない。日本は超機密情報扱い。
IDの考え方が全然違うらしい。
エストニアのID番号は、性別(1桁)+生年月日(6桁)+数値(4桁)の11桁。ID番号が他人に知られても、IDカードを紛失しても特に問題なし。
IDカードを利用するには、4桁のPINコードが必要で、PINコードが他人に知られない限り、不正利用することはできない仕組み。
詳しくはこちら エストニアeIDカード
日本では他人にマイナンバーカードを持って私のマイナンバーは〇〇です、と話すことはないですもんね。そして多くの人がマイナンバーカードを持っていない。エストニアのIDカード利用率は100%。今後5,000円キャンペーンや保険証扱い等でマイナンバーの普及率はアップすると思いますが、保持率も大きな違いがあります。
そして通訳の方が日本とエストニアのIDカード比較説明で一番印象的だった話はこれです。
日本人は携帯の番号を暗記しているでしょ?
でも自分の身分を証明するためのマイナンバーは暗記していない。
エストニア人からすると理解できない。
日本人は身分を証明する番号より携帯番号が大事。
なんか恥ずかしい気持ちになりました。
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