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かゆいところに手が届くあなたのためのソフトを

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自身の経営に対する「思考の整理」と、セルズの+α情報を書いていきたいと思います。 本サイトに記載されている各種情報は、私、加藤雅也が個人として記述したものです。したがって、株式会…
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#経営

鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス?

 私は、社会保険の未加入問題について、社労士の企業関与率が向上すれば、改善されるのではないか、と考えています。なぜなら、社労士は、人事・労務管理の専門家として、ヒト・モノ・カネのうち、ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、ヒトに関するエキスパートです。 「社労士の○○先生の言うことを聞いていれば、経営していく中で大きな判断ミスをすることはないだろう・・・」 顧問先にこのような印象を与えられれば、ヒトへの投資が未来を創る、という考えが少しは理解してもらえると

想いは多くなればなるほど重たくなる。

 弊社の冬期賞与は16日金曜日です。私は、賞与を支給する際、必ず何かメッセージを伝えようと思っています。企業活動を振り返り、今後の向かうべき方向性を示し、会社としてのPDCAサイクルを回し続けるには、定期的に、スタッフ全員へのメッセージが必要だと思います。  一般に、会社トップが賞与のメッセージを伝えようとすると、口頭かEmailです。かつて、弊社も賞与の支給は日常業務の作業を10〜15分止めて、現会長からのお話がありました。でも、口頭でメッセージを伝えられるのは、10人前

労働時間と会社業績をセットで考える

労働生産性は、従業員一人当りの付加価値額を示す指標です。 「付加価値 ÷ 従業員数」 で算出するのが一般的ですが、私は以下の方法で計算する指標の方が好きです。 「粗利益 ÷ 会社の年間平均労働時間」 付加価値を従業員数で割った数字は、会社全体の財務的な指標イメージが強く、労務的な印象が薄いです。社労士は「雇用形態、労働時間、賃金」を軸に労務を考えます。だから私の労働生産性イメージは 「短い労働時間でどれだけ価値を生み出したか」 です。最近、「働き方改革」の影響もあ

組織の定義を考える

 私は、社労士事務所の事業について、ヒトの労働力に対する依存度が高いビジネスモデルだと思っています。企業と顧問契約すれば、定期的に報酬は入ってきますが、クライアントのブレインとして、複数の企業にサービスを継続していくのは、色々と大変です。経営者の様々な悩みを聞き、本来の業務以外でもクライアントに役立ちそうな情報を伝え、専門家として企業の成長に結びつきそうな有益な情報を発信し続けて、初めて 『この人と付き合うことにメリットがある』 と感じてもらえます。一般的に、税理士や社労