塩サバのマリネ
マリネは手順が面倒だ。長く上手にできなかった。「お裾分け」を継続しはじめて、料理が上手になったような気がする。
タマネギ・ビーマン・人参をスライスして、煮きった酢を回しかけて「しんなり」させる。
鯖はしっかりと片栗を振っておく。高温で2度揚げ的に水分を十分飛ばす。マリネ液の中に揚げたら熱々のままに放り込む。
じゅっと音がする。この辺りも十分分かっていなかった。カラカラに乾いた魚が液を吸うのだ。嬉しい味になる。
今日のお裾分けは、ヒラタケの汁と焼きシシャモシシャモに手羽先のユックリにである。手羽先のユックリ煮は保温鍋で丸ごとを入れて厚揚げと里芋と煮る。
実に美味しく先端までいただける。
ヒラタケは一箱390円、重宝する。今日は豆腐とネギにした。
こんな感じで弁当に詰める。
Sさんも若い頃マリネをしたのだという。「私にもモダンな頃もあったのよ、うふふ」と可愛く笑った。
お返しにカリンを頂いた。
砂糖でにてみたが、一個目は失敗、2個めはまあま。次はジャムにしよう。
雄を分けを初めて一週間であるがすでに体調の変化が見られる。手の腫れはかなり引いた。
大事なのは食事である。
おおよそ1ヶ月で皮膚の表皮は真皮から生まれた細胞が外に押し出される。一日100gが滑落して、一皮むけるのだ(笑)。5リットルの血液は20兆個の赤血球が「閉鎖循環系である血管」の中を流れる。毎秒120万個が作られ破壊され、120日ですべて入れ替わる。骨はおおよそ1年で全て作り直されている。何と身体はダイナミックに細胞を消費するのだろうか。
僕の食事メソッドは、このダイナミックな生成と分解を適切な形にすることを目的とするのだ。
毎日メニューを考えながら、作業の手順を考えて厨房の設計図を書いている。まもなく見積もりが揃う。
2022年11月のスタートまでやらねばならないことはたくさんある。すこし逃避したい(笑)。マユの画像でロゴでも作るか。
厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。