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マユさんのこと

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気がつけば、長い付き合いである。二人だけの秘密も有る。毎日の食事は僕が作っている。決して媚びることなく、凛としてモッテコイをする、ダーンと鉄砲で打てば死んだふりをする。気に入らな…
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2021年7月の記事一覧

小玉スイカ食べている動画アップしました。

食事は喜びであり、生命の跳躍である。細胞のレベルから見たら、イヌもヒトも同じである。 生きるということはイヌもヒトも同じである。マユを見ていると教えられる。僕はマユのご飯をつくる。生命に溢れた食事だ。 マイクロバイオームという生命観が医学を変える。 細菌がコロニーを作りそれはカビと呼ばれる。一定の温度湿度のもとで最も効率的に出来上がる。やがて、サンゴのように、コロニーを作り、「鞭毛=移動」を得て世界のあらゆる環境に生きるすべを見つけたのだ。 DNAは身体全体の設計図で

マユは涼しいところを知っている

どうやら床がとても涼しいようだ。 いたずらをしたときもここに隠れる。 僕の布団なのだが、一緒に寝ようと横に行くとガウと言ってさる。 僕が出張のときは夜はゲージに入れられていた。出張の間のご飯は作っていったのだ。 僕の椅子の上に丸まる。ここもお好きなようである。 枕もお使いになっていることがある。 寝床でキャベツは食べないでほしい。 「長いお別れ」という小説の中でベッドに残された髪の毛を見つけて「別れるというのは少しだけ死ぬことだ」とマーローはつぶやくのだった。

マユの脱走

電話していた時に宅配便が来た。受け取って、ドアをしっかり閉じたつもりが、電話していたために、気持ちが集中しないでちゃんと閉まっていなかった。隙間が空いていたのだ。 気がついたら、マユがいない。彼は庭を探検していた。良いことに彼は怖がりなのか、庭が好きなのか、道路に飛び出さない。 それでも、遊んでいるところに手を出すとガブリと噛みつかれる。出血したことも有る。チョロリチョロリと逃げ回る。 捕獲方法を見つけ得だしたのは数年前だ。魚をつかまえるザッコ網で捕まえるのだ。少し離れ