UMLの使い方

概要

UML(Unified Modeling Language):統一モデリング言語とは、オブジェクト指向を使って書いたプログラムの構造を表現するために考案されたオブジェクト指向の分野における図式表現である。ソフトウェア開発における図式表現の集大成になっている。
UMLバージョン2では13種類のダイアグラムを規定している。
1. クラス図:クラス間の仕様とクラス間の関係を表現する。
2. 複合構成図:全体の一部分構造を持つクラスの実行時の構造を表現する。
3. コンポーネント図:ファイルやデータベース、プロセスやスレッドなどのソフトウェアの実装構造を表現する。
4. 配置図:ハードウェアやネットワークなど、システムの物理構造を表現する。
5. オブジェクト図:インスタンス間の関係を表現する。
6. パッケージ図:パッケージ間の関係を表現する。
7. アクティビティ図:一連の処理における制御の流れを表現する。
8. シーケンス図:インスタンス間の相互作用を時系列に表現する。
9. コミュニケーション図:インスタンス間の相互作用を構造中心に表現する。
10. 相互作用概要図:条件によって異なる動作をするシーケンス図を、アクティビティ図の中に含めることで表現する。
11.  タイミング図:インスタンス間の状態遷移や相互作用を時間制約つきで表現する。
12. ユースケース図:システムが提供する機能と利用者の関係を表現する。
13.  ステートマシン図:インスタンスの状態遷移化を表現する。
このようにたくさんのダイアグラムを定義している理由は、幅広い用途を想定しているためであり、ビジネスアプリケーション、WEBアプリケーション、モバイルアプリケージョン、組み込みソフトウェアなど様々なところで使えるように汎用的に考えらて作られており、業務分析から要件定義設計までの全設計に対応している。
UMLの使い方は3つあります。

ここから先は

684字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?