メモリの使い方

プログラムが動作するときに一般的なメモリの使い方です。
プログラムのメモリ領域は基本的に3種類あります。
「静的領域」「ヒープ領域」「スタック領域」です。

静的領域

プログラムの開始時に確保され、以降プログラムが終了するまで配置が固定されている領域です。ここには静的な変数、すなわちグローバル変数とプログラムの命令を実行可能な形式に変換したコード情報が格納されています。

ヒープ領域

プログラムの実行時に動的に確保するためのメモリ領域です。英語のheapは「たくさん」「山ほど」といった意味を持つ単語で、プログラムの開始時にたくさんのメモリ領域を予め確保しておくことからこの名前が着いたのでしょう。この領域は、プログラムの実行中にアプリケーションから必要なサイズを要求することで割当を行い、不要になれば元に戻します。この領域は、メモリの有効活用を図ることや、整合性を保つ必要があるため、OSや仮装マシンが管理機能を提供します。

スタック領域

ヒープ領域は複数のスレッドから共用されますが、このスタック領域はスレッド1つずつ用意されます。一つ一つのスレッドはサブルーチン(メソッド)を次々と呼び出すことで動作します。スタック領域はサブルーチンの引数やローカル変数、戻り先などの情報を格納します。LIFO方式で使われる。

インスタンスの仕組み

ここから先は

596字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?