私が思う体罰の在り方

私は自分で言うのもあれですが、レベルの高い環境でバスケをしてきました。友人にはプロを目指している人、先輩にはプロになった人もいます。それぞれのカテゴリーで厳しい環境でバスケをしてきましたが、特に中学時代は厳しく、重い体罰を受けていました。

ミニバスは県1位のチームに1点差で負け、中学はアンダーカテゴリでも指導をしている先生がいる中学に進学しました。そこでの体罰は想像を絶するものでした。ぶたれたり、蹴られたり、お腹殴られたり、、、1番怖かったのはハンドリングの練習ではアイマスクをつけるのですが、何も見えない状態でやられることでした。

私が1番やられないように気をつけていたかもしれませんが、1番体罰が軽かったと思います。たぶん、私が1番やられていた友達くらいやられていたら自殺すると思いました。1番やられていた友達はミニバスが一緒で、家が近くて学校も一緒に行っていたし、毎日一緒にバスケしていたし、県で知らない人はいないくらい上手で、練習でもストイックでみんなから信頼されている人でした。そんな子が毎日泣きながらバスケをしていて苦しかったのを今でも覚えています。

私の場合、親が体罰に肯定派だったことに驚きました。親が根性が曲がった子どもは暴力で真っ直ぐにするという考え方であったので、当時正直なところまじかと思いました。このお金のかかるけどバスケにおいて良い環境を与えてくれている親には感謝しかないですが、殴られて帰ってきた息子に何も思わない神経が分かりませんでした。

私は中学2年生の時、親の転勤で転校したのですが、直後に友達が殴られすぎて口から血を吐いて針を縫う怪我をしました。先生はそれで謹慎になりました。

私は正直、体罰は舐めている子どもには有りだと思います。親の言っていることも少しは理解できますし、部活でバスケを学ぶよりも人として成長することが大事と私も思います。私はやり過ぎがいけないだけだと思います。まあ、息子が体罰を受けることに良い気はしませんが。ちなみに私は教師にはなりません。。。今でもその時の仲間と連絡しあったり、遊んだりもします。それは、あの時とてつもなく厳しい環境で頑張りあったからだと思います(「厳しい環境には体罰がある」ではありませんが)。そういう場所で過ごした記憶はより鮮明に残るし、大切な仲間もできます。

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